「ご確認させていただけますでしょうか」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご確認させていただけますでしょうか」とは?
この言葉は、相手に確認させてもらう場合に使用するものです。
「させてもらう」とは、相手の許可のもと行うこと、相手の恩恵により行動できることを表現するものです。
そして「させてもらう」の「もらう」を謙譲語に変換したのが、「させていただく」です。
この言葉は、冗長表現になることもありますが、今回のように明確な目的があって使用する場合には問題がありません。
しかし、この表現では語尾に問題があります。
「ますでしょうか」は誤用であり、二重表現だといえます。
これは「ます」と「です」の連続利用に原因があるのです。
このことから、正しく言いかえる場合には「ご確認させていただけますか」にするのが妥当だと言えます。
「ご確認させていただけますでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご確認させていただけますでしょうか」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえば、あなたがビルを警備していたとします。
すると、ビルの入り口に不審な人物を発見しました。
そわそわしながら、しきりにカバンの中身を確認しているのです。
あなたは、その不審者に尋問することにしました。
「失礼ですが、カバンの中身をご確認ささせていただけますでしょうか」と問いかけるとどうでしょうか。
語尾の部分が冗長な表現になってしまうのです。
この言葉を使用する場合は、語尾に注意が必要です。
このような場合には、「ご確認ささせていただけますか」と言いかえる必要がるのです。
誤った使用方法にならないように、語尾が冗長になっていないか意識するべきなのです。
「ご確認させていただけますでしょうか」を使った例文
「ご確認させていただけますでしょうか」を使った例文を挙げます。
・『ご確認させていただけますでしょうか』
・『よろしければ、ご確認させていただけますでしょうか』
・『申し訳ございませんが、身分証をご確認させていただけますでしょうか』
「ご確認させていただけますでしょうか」の類語や敬語での言いかえ
「ご確認させていただけますでしょうか」の類語や敬語を解説していきます。
「ご確認させていただけますでしょうか」の類似表現
「ご確認させていただく」は、「ご確認させてもらう」と言いかえできます。
敬語のレベルは異なりますが、純粋な意味が同じ類似の表現だと言えるのです。
「ご確認させていただけますでしょうか」の敬語表現
「ご確認させていただけますでしょうか」を別な敬語表現にするとどうでしょうか。
たとえば、「ご確認させていただけないでしょうか」と、否定ベースの疑問文に変更できます。
まとめ
このように「ご確認させていただけますでしょうか」は、語尾の使い方に誤用を含む言葉です。
「確認ささせていただけますか」などの正しい表現に言いかえて使用するとよいでしょう。
