「ご一報いただければ幸いです」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご一報いただければ幸いです」とは? ビジネス用語【一語】

「ご一報いただければ幸いです」とは?

ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。

「ご一報いただければ幸いです」とは?

「ご一報」「軽い連絡」を示す言葉です。

「ご」を付与して「ご一報」とすることで、丁寧な言葉にしています。

どこまでの連絡を「ご一報」とするかには、明確な定義はありません。

しかし、到着したなどの軽い連絡は、「ご一報」と呼べます。

そして、周囲の状況や詳細な内容を報告する場合は、「ご一報」とは呼ばないのです。

ここでは、その報告を「いただく」としています。

「いただく」「もらう」をへりくだって表現したものです。

さらに、語尾は「幸いです」としています。

これは、断定を避ける表現で使用されるもので「嬉しい」との意味があります。

これらのことから「一報もらえれば嬉しい」という内容を、敬語で丁寧に表現したのが、「ご一報いただければ幸いです」だと言えるのです。

「ご一報いただければ幸いです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

「ご一報いただければ幸いです」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。

たとえば、あなたの先輩が出張に出かけることになりました。

行先は大阪で、日程は一泊二日でした。

しかし、あなたは、その間に先輩とWeb会議する予定を入れていました。

そのため、先輩が大阪に着いたら連絡を取りたいと考えていました。

このような場合には、「大阪に着いたら、ご一報いただければ幸いです」と述べるとよいでしょう。

これにより、控えめな表現で、相手に連絡するように要求できます。

この言葉を使用する場合、控えめな表現であることに注意しましょう。

控えめな表現は、丁寧さを強調するために必要な技法です。

しかし、「幸いです」はあくまでも自分の希望なので、相手への強制力がないのです。

そのことに十分に注意して、「幸いです」を使う必要があるのです。


「ご一報いただければ幸いです」を使った例文

「ご一報いただければ幸いです」を使った例文を挙げます。

例文のように、単独で使用してもよいですし、アレンジしてみても面白いでしょう。

・『ご一報いただければ幸いです』
・『大阪に着きましたら、ご一報いただければ幸いです』
・『もし不明点などがございましたら、遠慮なくご一報いただければ幸いです』

「ご一報いただければ幸いです」の類語や敬語での言いかえ

「ご一報いただければ幸いです」の類語や敬語を解説していきます。

「ご一報いただければ幸いです」の類似表現

「ご一報いただければ幸いです」の類似表現には「一報くだされば幸甚です」があります。

「いただく」「くださる」に、「幸いです」「幸甚です」に言いかえできるのです。

「ご一報いただければ幸いです」の敬語表現

「ご一報いただければ幸いです」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。

たとえば「ご一報を頂戴できれば幸いでございます」と、より丁寧な表現にすることが可能です。

まとめ

このように「ご一報いただければ幸いです」は、相手からの連絡を要求する場合に使えるフレーズです。

控えめな表現で連絡を要求できるため、おぼえておけば便利に使えることでしょう。