「心身ともに大変な時だと存じますが」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「心身ともに大変な時だと存じますが」とは? ビジネス用語【一語】

「心身ともに大変な時だと存じますが」とは?

ビジネスでの使い方や、敬語での言いかえ方法などについて、分かりやすく解説していきます。

「心身ともに大変な時だと存じますが」とは?

「心身ともに」「心も体も」の意味で使用される言葉です。

さらに、「大変」「程度がはなはだしいこと」を意味する言葉です。

また、「存じます」は、「存じる」に丁寧語の「ます」を付与した言葉です。

さらに「存じる」は、「思う」をへりくだって表現した謙譲語です。

これらを組み合わせて「心身ともに大変な時だと存じますが」として使用した場合は、「心も体も大変な時だと思うが」という意味になります。

「心身ともに大変な時だと存じますが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

それでは「心身ともに大変な時だと存じますが」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。

たとえば、あなたの先輩が顧客とトラブルになっていたとします。

先輩はその対応のために、連日遅くまで残業していました。

しかし、そのタイミングで申し訳ないものの、あなたは先輩に質問したいことがありました。

このような場合には、「心身ともに大変な時だと存じますが、質問したいことがございまして」と、申し訳なさそうに切り出すとよいでしょう。

この言葉を使用する場合には、相手の状況を見誤らないように注意が必要です。

相手の身体的、精神的な状況は、想像するしか方法がありません。

そのため、こちらが勝手に前提置いて失礼にならないかに注意して使用するべきなのです。


「心身ともに大変な時だと存じますが」を使った例文

ここでは「心身ともに大変な時だと存じますが」を使った例文を挙げていきます。

・『心身ともに大変な時だと存じますが』
・『みなさまも、心身ともに大変な時だと存じますが』
・『このような状況のため、心身ともに大変な時だと存じますが』

「心身ともに大変な時だと存じますが」の類語・敬語での言いかえ

それでは「心身ともに大変な時だと存じますが」の類語や、敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。

「心身ともに大変な時だと存じますが」の類似表現

「心身ともに大変な時だと存じますが」の類似表現について解説します。

「心身ともに」「肉体的にも精神的にも」と言いかえられます。

「心と体」を並列で述べる言葉として、同じ意味で使用できる言葉だと言えます。

「心身ともに大変な時だと存じますが」の敬語表現

「心身ともに大変な時だと存じますが」を別な敬語表現で言いかえるとどうでしょうか。

たとえば「心身ともに大変な時だと存じ上げますが」という言いかえが可能です。

まとめ

このように「心身ともに大変な時だと存じますが」は、「心も体も大変な時だと思うが」の意味で使用できるフレーズです。

ビジネスでも使用できる言葉なので、おぼえておくとよいでしょう。