この記事では「去来する」という言葉について説明していきます。
「去来する」とは?
考えや思いが来たり去ったりすることで、行ったり来たり、浮かんだり消えたりなどと例えることもできます。
常に思い続けていることというよりは断続的に考えが至ることということになります。
「去来するものがだんだんと頭に残るようになってずっとそのことを考えるようになる」と言うような考えへと進む段階の初期のものということもできます。
去来という言葉単体には過去と未来という意味もありますが「去来する」となると過去と未来という言葉は含まれないと言ってよいでしょう。
「去来する」の使い方や使われ方、使うときの注意点
どちらかというと文章的な使い方で「頭の中で浮かんだり消えたりしていたこと」の方が発声して使いやすいとすら言える言葉ではあり、架空のものに対しては非常に使いやすい言葉と言えます。
インタビューなどで「去来する」と返答することはありえますが、一般の人が日常で去来する物はあっても去来するという言葉そのものを文章にするというケースはそう多くないといえます。
新聞や雑誌では目にすることはありえますがドキュメント的な記事に近いと言えます。
例えばプレスリリースなどで使うことはほぼゼロということができます。
「去来する」を使った例文
・『ここのところ学生時代の記憶がやけに去来する』
なにかの拍子があるごとに学生時代のことを思い出してしまうというケースです。
このことを他人に伝えるというケースは一般人ではブログかTwitterくらいでしょう。
・『試合が終了し様々な思いが去来する』
様々なエピソードがあった試合ということになります。
この文章だけでは勝敗や経過などはわかりません。
・『去来するアイデアが段々と形になった』
去来するという段階を経ていくという例文です。
後半は頭に常にある段階と言えるでしょう。
「去来する」の類語や言いかえ
「浮かんだり消えたりする」「思い浮かぶ」「思い出される」「思いつく」「思いにふけることがある」などが類語と言えます。
「去来する」の敬語表現
基本的に個人の中で思っていることで共有される概念ではないのですが「去来される」として、「社長にはなにか去来される物があったのでしょう」とするような使い方はできます。
「去来する」の返答
会話で使うケースでは何が去来したか伝えることがほとんどなのでそのまま会話を続けていくことが基本で去来するという言葉ならではの返答は特に定まっていません。
まとめ
去来するという言葉は個人の中でのことと言えますが、同じ目標に進んで結果が出た直後などは去来するものが近しいということはあり得るでしょう。
アイデアか思い出に対して主に使われます。