「可笑しい」とは?慣用句やビジネスでも使える言葉を分かりやすく解釈

「可笑しい」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「可笑しい」について解説をします。

「可笑しい」とは?意味

笑いたくなるという意味です。

「可笑しい」「おかしい」と読み、「可笑しい」の漢字は当て字です。

「おかしい」と平仮名で書く場合には、笑いたくなるという意味の他にも、普段と様子が異なって疑いたくなる様子である、普通とは異なって趣を感じられる、などの意味もあります。

「可」は、よい、できるという意味を持つ漢字、「笑」は、わらうという意味を持つ漢字です。

そのため、「可笑しい」と漢字で書くときには、笑いたくなるという意味になります。

「可笑しい」の使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、笑いたくなるようなさまを指して用います。

笑いたくなるといっても、さまざまな場面があります。

たとえば、珍妙で笑ってしまう、ばかばかしくて笑ってしまう、失敗してごまかすために笑ってしまうなどです。

この言葉の場合は、普通とは違うところがあって笑いたくなるさまを指しています。

言動や状況が変わっていておもしろい、不釣り合いなところがあって嘲笑したいなどのことをいいます。

牛丼のことで説明をします。

ある店では、品質のよい牛肉を使用し、じっくり煮込んで甘味を引き出したタマネギと、シャキシャキ食感のタマネギを加えた、上品に仕上がった牛丼を提供しています。

こだわりのある素材を使用しているので、1杯が1000円以上します。

それだけのことはあり、これだけで十分においしいです。

ところが、店員さんがしきりに「マヨネーズをかけるとおいしいから、かけてみて」と勧めてきます。

これだけでおいしい非常に上品なものに、庶民的なイメージのあるマヨネーズを組み合わせるのはどこか不釣り合いでこっけいです。

こういった、こっけいなことを「可笑しい」といいます。

動物もこういったことを見せてくれます。

たとえば、ソファーの背もたれの上を歩いていて猫が足を踏み外して落ちる、お腹を見せて大の字になって眠っている、明らかに入れないだろうに狭いところに無理をして入ろうとするなどの行動は、見ていて笑いたくなります。

ビジネスシーンでは、目上の人のことを笑うのは失礼なので、目上の人の前でこの言葉が意味する行動をするのは控えることが望ましいです。


「可笑しい」を使った例文

・『ギャップが可笑しい』
・『なぜだか可笑しい』

「可笑しい」の返答や返信例

何が「可笑しい」のか、相手の話を聞きます。

面白いと思うなら一緒に笑いましょう。

しかし、人を馬鹿にするようなことで笑うのは望ましくありません。

まとめ

この言葉は、笑ってしまうようなことを指して用います。

笑うといってもさまざまな場面がありますが、普通とは状況や言動が違っていて面白いことや、ばかばかしいことなどを指します。

目上の人に対してこの行動をとるのは望ましくありません。