「益々のご健勝」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「益々のご健勝」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「益々のご健勝」という言葉について説明していきます。

「益々のご健勝」とは?

以前よりも健康でいるという意味で、「益々のご健勝のこととお慶び申し上げます」という使い方が一般的です。

定型文的な言葉であり、株主への定例的な通信の挨拶や学校からの催事の挨拶などでも使われます。

この場合、株主一人ひとりや生徒もしくは保護者の健康状態までは把握できるわけではないのですが、ある程度健康状態への気遣いとしてみなされるものと考えられます。

「吉日」という言葉が人によっては必ずしも吉日とはいい難い部分に近いと言えます。

個人相手に使う場合、入院している人には使うべきではありません。

「益々のご健勝」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

ビシネスのシーンでは挨拶の文章で最も使われる言葉で、発声して使うケースとしては他者間の上層部同士の会話で「益々のご健勝で」ということがなくはない程度です。

親しい上司などに使う言葉とはいい難いでしょう。

お中元などの添え状に使うこともあります。

接客においては一般の店舗の接客では使うことはほとんどなく、印刷業などでは慶事を伝えるはがきの印刷などで使うことはありえます。

キャンペーンなどを伝える手紙でも使うことは可能です。


「益々のご健勝」を使った例文

・『益々ご健勝のことと存じます』
ビジネスメールなどでの使い方です。

挨拶としての意図が強く、いちばん重要な箇所ということはありません。

・『時下益々ご健勝のこととお慶び申し上げます』
こちらもビジネスでの使われ方で、この後の時候の挨拶につなげていきます ・『益々のご健勝をお祈り申し上げます』
どちらかというと文末の挨拶として使うケースです。

こちらもビジネスメール寄りの使い方と言えます。

「益々のご健勝」の類語や敬語での言いかえ

「一層お元気で」「ますますお元気で」などが言いかえとなりますが、これらはより親しい関係で使うことができます。

「益々のご健勝」の類似表現

「これからもご健勝で」とすることも可能ではありますがこちらは文末の挨拶として使う方向になります。

「益々のご健勝」の敬語表現

「益々ご健勝のこととお慶び申し上げます」などとあとに付ける言葉を敬語にすれば問題なく目上の人に使うことができます。

「益々のご健勝」の返答や返信例

ありがとうと返すか、健康に関するエピソードを返すのが基本と言えるでしょう。

まとめ

益々のご健勝という言葉は対象が株主全員など広い範囲でも使われる言葉で、挨拶の一部ととらえることも出来る言葉で、この時に風邪を引いていたとした場合でも気遣ってくれているというように思うほうが良いでしょう。