この記事では「まざまざと感じる」について解説をします。
「まざまざと感じる」とは?意味
目の前にあるかのようにはっきりと感じる、しみじみと感じるという意味です。
「まざまざ」には、目の前にあるかのようにはっきりとしているさま、明らかなさま、確かなものとして身に染みて感じるさま、という意味があります。
「まるで」目の前にあるようにで、実際に目の前にあるのではありません。
「感じる」とは、感覚器官にある種の感覚が起こることです。
また、気持ちという意味もあります。
「まざまざと感じる」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、実際には目の前にないけれど、目の前にあるかのようにはっきりと感じられるさまや、確かであるとはっきりと深く感じるさまを指して用います。
目の前にないものを思い浮かべようとしても、曖昧になってしまいがちで、今目の前にあるものと同じようには、はっきりと感じることができません。
これとは異なり、「まざまざと感じる」というのは、目の前にないけれど、明らかにそうだというようなほどはっきりと感じるさまや、つくづくそうだと感じるさまをいいます。
たとえば、音楽を聞いてその作曲家が込めた思いをはっきりと感じる、ある人とある人との能力の差をはっきりと感じるなどのことをいいます。
職場によっては、契約をどれだけとれたかなど、社員の業績を掲示していることがあるでしょう。
グラフとして示されると、ある人は契約を多くとっている一方、ある人はほとんど契約をとっておらず、その差がはっきりとわかります。
こういったときに、自分の力不足をはっきりと感じます。
そのさまを指す言葉です。
優れていることを感じるという意味よりも、劣っていることを感じるということに用いることが多いです。
「まざまざ」は「ありあり」「つくづく」と別の表現をすることもできます。
「ありあり」は、目の前にあるようにはっきり感じられるさまの場合に、「つくづく」は深く感じるさまの場合に用います。
「まざまざと感じる」を使った例文
・『力不足をまざまざと感じる』
「まざまざと感じる」の返答や返信例
何について感じているのかによって返答内容が変わります。
話し手自身の力不足を感じていると述べられたなら、励ましの言葉をかけてあげる、ただ話を聞いてあげるなどの対応をするのが望ましいでしょう。
こういったときには、上から目線でアドバイスをするのは望ましくありません。
まとめ
この言葉は、はっきりと感じるさまを指して用います。
能力に関しては、話し手の能力が高いことよりも、低いことについて使うものです。
はっきりと自覚をしているなら、能力を伸ばす努力が必要かもしれません。