「至難の業」についてビジネスでの使われ方の解説です。
「至難の業」とは?意味
「至難の業」は、ビジネスではとても困難な難しい仕事という意味です。
つまり、到達点がお仕事に課せられているんですが、どう考えても到達点に到達できないとすでに分かっているようなお仕事のことを「至難の業」と呼びます。
なお、「至難の技」というものもありまして、こちらの技というのは、ビジネスにおいては、人間が持つ技のことで、会社員が持っている技が他の第3者にまねできない技だという意味です。
「至難の業」は、お仕事の難しさ「至難の技」は、技術の会得の難しさと覚えておくとよいでしょう。
「至難の業」の使い方や使われ方、使うときの注意点
「至難の業」は、とても達成が困難な仕事をビジネスで請け負った際に難しいお仕事だと周囲に公言したりする際に使用します。
そのうえで注意点は、文章で難しいお仕事であると公言する場合、「至難の業」と「至難の技」を間違えないことです。
「至難の技」の場合は、技術があれば仕事が完遂できるのでこっちにチャレンジする社員は多いでしょうから、「至難の業」と記載されているお仕事についてはおそらくお仕事に応募する人物が集まらなくなると思われますので、必ず、お仕事の難しさがどうだと述べる場合、「至難の業」か「至難の技」なのか間違えないようにしましょう。
これを怠ると、技術があればできる仕事だと思った人物は、どう頑張っても無理な仕事を意味する「至難の業」だったのかとなり離職者を生みますので注意です。
「至難の業」を使った例文
・『部長を挿げ替えるのは至難の業である』
「至難の業」の返答や返信例
「至難の業」に対する返事は、難易度が難しくとても困難であるということを相手に伝えていますので、相手側は、返事においては、「至難の業」という物事に対して挑戦するか否かが答えです。
よって、「挑戦します」や「不可能です」と返事をするのが答えです。
なお、できそうにないことに挑戦して無事出来上がった件について「至難の業であったが無事出来ました」と返すのも一つの返答や返事になります。
まとめ
「至難の業」は、目標自体の達成が困難であるがゆえ、ビジネスにおいては、無理なお仕事で出来たらそれでよいねというようなものです。
なので、まだお仕事として完遂しやすいお仕事は、「至難の技」という方向性のお仕事でこちらは、完遂するに際して社員が持つ能力が高いと無事にお仕事を終えることができる仕事になります。
よって、お仕事なんかのプロジェクトに参加をする際、「至難の技」側に挑戦する人物が多いのは、自分の能力が高いかどうかを証明するために参加するがゆえで、できない仕事である「至難の技」に挑戦しないのです。
ちなみに、できないと思っていた仕事が無事できた際、自ら「至難の業」でしたと言って、仕事がどう考えても到達できないものだったと言ってのけることもあります。
自ら、「至難の業だった」といえば、自分の能力がものすごく高く、困難な仕事を完遂したということで評価が上がるので、このワードをあえて使用して自分は能力者だと言っているわけですね。