「会えずじまい」とは?使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「会えずじまい」とは?
「会えずじまい」は「会えず仕舞い」と表記できます。
これは「おしまい」の「仕舞い」であり、「そのことを終える」という意味で使用できます。
よく使われる言葉としては「店仕舞い」や「仕事仕舞い」などがあげられます。
ここでは、「会えず」に「仕舞い」を付与しているのです。
「会えず」は言いかえれば「会えない」を意味します。
これは「会わない」とも異なる意味を持つのです。
「会えず」は「会いたい」という意思がありながら「会えない」ことを示します。
そしてその状態のまま「仕舞い」になった。
つまり「終えた」ことを表現するのです。
これらのことから「会えずじまい」は、「会えないまま終わった」という状況を意味する言葉だということが分かるのです。
「会えずじまい」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「会えずじまい」の使い方にはどのようなものがあるでしょうか。
たとえば、あなたが地方の支店に出張したとします。
その支店には、昔お世話になった先輩がいました。
そのため、出張のタイミングで会えると思ったいました。
しかし、運悪く互いの予定が合わずに、先輩に会えませんでした。
このような場合には、「今回は先輩に会えずじまいでした」と述べるとよいでしょう。
これにより、会いたかったのに会えないままに終わってしまった状況を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、打消しの助動詞である「ず」と合わせて使用することに中止ましょう。
同じ打消しでも「会えないじまい」とは使えないのです。
「会えずじまい」を使った例文
ここでは、「会えずじまい」を使用した例文を挙げていきます。
・『今回の出張では、会えずじまいでした』
・『最後まで会えずじまいでした』
・『会えずじまいのままで我慢できません』
「会えずじまい」の類語や言いかえ
それでは、「会えずじまい」を類語や言いかえるとどうなるでしょうか。
「会えずじまい」
「会えずじまい」は「会わずじまい」が類語と言えるでしょう。
ただしあ、この場合は「会えない」と「会わない」では意図する状況が違ってくるので、上手に使い分ける必要があります。
「すれ違い」
また、「すれ違い」も「会えずじまい」の類語と言えるでしょう。
こちらは少し意味は異なりますが、会えないままで終わった状況に使える点では似ている言葉と言えます。
まとめ
このように、「会えずじまい」は「会えないままで終わった」ことを表現するためのフレーズです。
ビジネスでも、誰かに会えないで終わった場合に使える言葉なのです。