慣用句の中に「意に介さない」という言葉があります。
この言葉には、果たしてどのような意味合いがあるのでしょうか。
この記事では、「意に介さない」について解説していきます。
「意に介さない」とは?
「意に介さない」とは、平然としている様子を表した言葉です。
ただ、何もない状態の中で平然としているというわけではなく、その人が他の人に何か嫌なことをされたとき、その人が他の人に悪口などを言われたときなど、その人にとって悪い状況にあっても「その人は『意に介さない』」という使い方をします。
「意に介さない」の使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは、「意に介さない」の使い方や使われ方、使うときの注意点について説明していきます。
先にも説明しましたが、「意に介さない」とは、不利な状況に対して気にしないとか平然としているといったような使い方をします。
また「意に介さない」は、マイナスの意味にもプラスの意味にも使われます。
例えば、誰の意見にも意に介さずに話を進めてしまうといったようなマイナスの意味合いにも使われる場合がありますが、例えば、悪口や嫌がらせを気にしないといったようにプラスの意味合いにも使われます。
「意に介さない」を使った例文
・『彼は、誰に何を意見されようが意に介さない様子だ』
・『どんな嫌がらせをされても意に介さないような、強靭なメンタルが欲しい』
・『どのような不利な状況にも意に介さないような考え方ができれば、どれだけ楽に生きられるのか』
「意に介さない」の類語や言いかえ
次に、「意に介さない」の類語や言いかえについて解説していきます。
果たしてどのような言葉に言いかえることができるのでしょうか。
「気にしない・相手にしない」
例えば、どんな嫌がらせをされても相手にしない、どのような不利な状況にも気にしないといったように言いかえることができます。
ただ、似ている意味合いとは言え、例えば、どのような不利な状況にも相手にしないという言い方はしないので、言いかえ方には注意が必要です。
「平然としている」
例えば、どんな嫌がらせをされても平然としている、どのような不利に状況にも平然としているなどと言いかえることができます。
まとめ
ここまで「意に介さない」について解説してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
日常生活や仕事の中で、人の意見を気にし過ぎたり周りの状況を気にし過ぎると生きづらくなってしまいがち。
ですが一方で、人の意見を素直に聞くことも大切です。
自分の中で「意に介さない」対象をはっきりさせることで、日常生活でも仕事の中でも自分の生きやすさを探していきたいものです。