この記事では「わからずじまい」について解説をします。
「わからずじまい」とは?意味
はっきりしないで終わってしまったという意味です。
「わからず」は「わかる」を「ず」で否定した言葉です。
「わかる」には、物事がはっきりとする、物事の区別がはっきりとつくという意味があります。
「じまい」は打消しの意の「ず」を添えた形で用いると、「~しないで終わってしまった」という意味になります。
「行かずじまい」のような使い方ができ、これは行かないで終わってしまったことを表します。
「わからずじまい」の使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、物事がはっきりとしないで終わってしまったことを表す際に用います。
はっきりさせるために今調べている途中である場合には使用しません。
「じまい」は打消しの「ず」を伴った形で使用をして、「~しないで終わってしまった」という意味になるので、最後の状態を指しています。
ビジネスの場でも、何かがはっきりしないことがあるでしょう。
たとえば、どこかから電話がかかってきたとします。
あいにく誰も出られなかったので、電話を取る前に切れてしまいました。
もしかしたら、大切な取引先の人からの電話かもしれません。
しかし、着信履歴からは判断することができず、結局誰が電話をかけてきたのかわかりませんでした。
わからないという状態で物事が終わることを「わからずじまい」といいます。
職場によっては、給湯室などにお菓子を置いていることでしょう。
あるとき、お土産を購入してきてくれた人がおり、ひとり1個と決めてお菓子をくれました。
このお菓子は給湯室に置いて、各自がそれぞれ取るようにしました。
ひとり1個ずつ取れば、足りない、または余るということはありません。
それなのに、一人分足りませんでした。
誰かが2つ取ったとしか考えられません。
しかし、誰も名乗り出ることがなく、調べてもわかりませんでした。
最終的にわからないという状態でこのことは終わってしまったので「わからずじまい」といいます。
「わからずじまい」を使った例文
・『答えはわからずじまい』
「わからずじまい」の返答や返信例
わからない事柄が何なのかによって返答内容が変わります。
雑談であれば「不思議だね」で終わることもあります。
しかし、仕事にかかわる重要なことである場合は、のんきにしていられません。
はっきりさせるように調べる努力が必要でしょう。
まとめ
この言葉は、何かがわからずに終わってしまったことを表す際に用います。
ビジネスの場では、わからずに終わっても問題ないものと、わからないと支障がでるものがあります。
はっきりさせなければならないものは、はっきりするように努力することが大切です。