「ご了承いただきました」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ご了承いただきました」とは?
「了承」は「理解し承認すること」を表す言葉です。
ここでは接頭語の「ご」を付与して「ご了承」とすることで、より丁寧に表現しています。
また、「いただきました」は「いただきます」の過去形です。
そして「いただきます」は「いただく」に丁寧語の語尾である「ます」と付与したものです。
さらに「いただく」は、「もらう」をへりくだって表現した謙譲語です。
これらのことから「ご了承いただきました」は「了承してもらった」という内容を敬語で丁寧に言いかえたものだと言えるのです。
「ご了承いただきました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご了承いただきました」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえばあなたが社内で新規案件を進めていたとします。
その計画については、昨年部長に説明済で、その内容に従って案件を進めていたのです。
このような場合には、部長に対して「昨年ご了承いただきました計画に従い、案件を進めております」と述べるとよいでしょう。
これにより、「了承してもらう」という事象を過去形で丁寧に表現できるのです。
この言葉を使用する場合には、冗長な表現であることに注意しましょう。
「ご了承いただきました」は、「ご了承いただいた」と言いかえても、さほど問題はないのです。
よりシンプルな表現にする場合には、「ご了承いただいた」を使用することをおすすめします。
「ご了承いただきました」を使った例文
「ご了承いただきました」を使った例文を挙げます。
例文のように断定の形で使用できますし、状況説明としての使用も可能です。
・『ご了承いただきました通りに、現在も進めております』
・『ご了承いただきましたように、進めたいと思います』
・『この事案については、昨年の会議でご了承いただきました』
「ご了承いただきました」の類語や敬語での言いかえ
「ご了承いただきました」の類語や敬語を解説していきます。
「ご了承いただきました」の類似表現
「ご了承いただきました」は「ご承認いただきました」や「ご了解いただきました」との類似表現に言いかえできます。
「ご了承いただきました」の敬語表現
「ご了承いただきました」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「ご了承くださいました」との言いかえが可能です。
まとめ
このように「ご了承いただきました」は、相手が理解して承知してくれたことを表現できるフレーズです。
普段のビジネス会話でも使用するものなので、おぼえておくとよいでしょう。