「ご了解願います」とは?
ビジネスにおける使い方、敬語で言い換えなどを、分かりやすく解説していきます。
「ご了解願います」とは?
「了解」は「理解すること、承知すること」を意味する言葉です。
これに接頭語の「ご」を付けて「ご了解」とすると、相手への敬意を示す丁寧な言葉になります。
また、ここでは「願います」という表現を使用しています。
これは、何かを相手に依頼する場合に使用される語尾です。
たとえば「ご了解ください」のように依頼すると語尾が断定的になります。
敬語表現では断定的な言い回しを避ける傾向があります。
ここでも、自分の願望を示す表現である「願います」に語尾を変えることで断定を避ける表現にしているのです。
この表現は遠回しになる反面で、相手により丁寧な印象を与える効果fがあるのです。
「ご了解願います」のビジネスでの使い方や使う場合の注意点
「ご了解願います」をビジネスで使用する場合、どんな使い方になるでしょう。
たとえばあなたが顧客と電話していました。
その内容は、オプションを付けるかどうかの相談でした。
そして、オプションを付与できましたが、一年契約が前提条件になるのでした。
このような場合には、「一年契約が前提である点を、あらかじめご了解願います」と述べるとよいでしょう。
これにより、相手に「理解してもらいたい、承知してもらいたい」ことを、丁寧な言葉で表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、語尾が若干断定的であることに注意しましょう。
「ご了解ください」よりも「ご了解願います」のほうが、遠回しで断定を避けた表現です。
しかし、さらに断定を避けた表現して「ご了解くださいますよう、お願いいたします」とすることもできるのです。
丁寧にすることと冗長になることは一長一短ありますが、言いかえのバリエーションがあることは認識しておくとよいでしょう。
「ご了解願います」を使った例文
「ご了解願います」を使った例文を挙げます。
例文のように「相手に理解してもらいたい」場面で使用する言葉ということを意識するとよいでしょう。
・『こちらに記載の諸条件について、ご了解願います』
・『一年契約である事を、あらかじめご了解願います』
・『内容については、ご了解願います』
「ご了解願います」の類語や敬語での言いかえ
「ご了解願います」の類語や敬語を解説していきます。
「ご了解願います」の類似表現
「ご了解願います」は「ご承知願います」、「ご承知おき願います」などが類似の表現といえます。
「承知」のほうがより丁寧な印象になるので、場面に応じて使い分けるとよいでしょう。
「ご了解願います」の敬語表現
「ご了解願います」を別な方法で敬語表現するとどうでしょう。
たとえば「ご了解くださいますよう、お願いいたします」とより丁寧な表現にすることが可能です。
まとめ
このように「ご了解願います」は、相手に理解してもらいたい場面で使用できる便利なフレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、上手に使いこなすとよいでしょう。