「お休みになる」の意味と使い方をお知らせします。
ビジネス語の正しい意味を学んでいきましょう。
「お休みになる」とは?
「お休みになる」とは、布団にはいること。
眠るために、ベッドに横になることを意味しています。
この場合の「休み」とは、眠ること。
ゆっくり体を休めるために、床に就く状況をあらわしています。
「お」と「~になる」というのは、尊敬語のひとつ。
「お聞きになる」や「お話になる」と同じように、動作している人に敬意をつたえる表現になります。
この場合は就寝している人を、敬う言い方です。
「お休みになる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お休みになる」は尊敬語なので、相手に対して使います。
自分が就寝するときには用いないので、心得ておきましょう。
よく似た「お休みになられる」は二重敬語の扱いになるので、間違いです。
また「お休みになる」には、会社を休むという意味合いはありません。
もし社内の会話で「上司が休暇を取っている」と言いたいなら「課長は水曜日まで、お休みしています」で内容は通じます。
臨機応変に対応していきましょう。
「お休みになる」を使った例文
・『若旦那様はお休みになっています』
・『明日が早いので、お休みになっています』
・『お疲れでしょうから、お休みになってください』
「お休みになる」の類語や敬語での言いかえ
「お休みになる」の言いかえとして「休まれる」もあります。
産休や入院休暇を取る同僚に対して「ゆっくり休まれてください」という言い方もできます。
「お休みになる」の類似表現
「お休みになる」の似た言い方に「寝られる」もあります。
「られる」という言葉は尊敬語のため、大切な相手に使えます。
ただ「寝られる」は、人によってはカジュアルに聞こえることもあります。
使用シーンには気を付けておきましょう。
「お休みになる」の敬語表現
「お休みになる」の敬語には「ご就寝になる」や「ご就寝なさる」もあります。
「ご」と「なる」そして「なさる」の言葉が組み合わさっているため、フォーマルな敬語になります。
「お休みになる」の返答や返信例
「お休みになっています」と言われたら、どのように返事をすればいいのでしょうか。
このシチュエーションでは、連絡を取りたい相手がすでに床に就いていることをあらわします。
そのため「伝言をお願いしていいですか」とひと言断って、言葉を託すのもいいでしょう。
まとめ
「お休みになる」の意味と使い方をおさらいしました。
この言葉には、就寝するという意味があります。
休んでいる人を敬う、尊敬語です。
基本的には「会社を休む」という訳では使われないため、心得ておきましょう。