「無知な質問で恐縮ですが」を解説していきます。
自信のない敬語を学んでいきましょう。
「無知な質問で恐縮ですが」とは?意味
「無知な質問で恐縮ですが」とは「事情をよく知っていなくて、ご迷惑おかけしますが」のこと。
こちらの知識が浅くて、初歩的な質問をおこなう場合につかいます。
もともと「無知な質問で恐縮ですが」の「無知」には、その分野に詳しくないという意味があります。
そして「恐縮ですが」は相手に申し訳なく思う、気恥ずかしい気持ちをあらわします。
そのため「無知な質問で恐縮ですが」で「こんなことをお尋ねして、非常にお恥ずかしいのですが」という意味合いになります。
勉強不足で知識がないことを、詫びる表現になります。
「無知な質問で恐縮ですが」の上司や目上に使うときの注意点
「無知な質問で恐縮ですが」は、広く使える言葉です。
おもにその道のエキスパートに、質問をおこなう場合につかいます。
キャリアの浅い人が経験者に対して、素朴な質問をするときに利用します。
上司にも使えますが、新入社員が繰り返し引用していると「新人なのだから知らなくて当たり前」と面倒に思われることもあります。
そのためもう少しかみ砕いて話したいなら「質問してもいいですか」や「ご教示いただけませんか」もあります。
こちらの認識不足をお詫びしたい場合は「勉強不足で申し訳ありませんが」や「認識不足で恐れ入りますが」も利用できます。
自分の立ち位置をきちんと把握しながら、ベストな言葉を選んでいきましょう。
「無知な質問で恐縮ですが」を使った例文
・『無知な質問で恐縮ですが、ご教授いただけないでしょうか』
・『無知な質問で恐縮ですが、操作方法を教えてもらえないでしょうか』
・『無知な質問で恐縮ですが、ご教授願えませんでしょうか』
「無知な質問で恐縮ですが」の返答や返信例
「無知な質問で恐縮ですが」というフレーズは、相手が困惑している状況をあらわします。
解決法を知りたくて戸惑っているため、その答えを分かりやすく教えてあげることが大切です。
メールが届いたら、なるべく早めに返信を送っておきましょう。
もし現在の仕事が煮詰まっていてすぐに返信ができないようであれば、ひと言伝えておきます。
「大変申し訳ありませんが社内で確認をおこない、水曜日にはご連絡いたします。
少々お待ちいただけないでしょうか」このような一文を送っておくと、相手を待たせないきめ細かいやり取りになります。
テンポのいい会話を楽しみながら、コミュニケーション力も磨いていきましょう。
まとめ
「無知な質問で恐縮ですが」の意味と使い方を解説しました。
「無知な質問で恐縮ですが」とは「初歩的な質問をして、大変申し訳ありませんが」の訳です。
こちらの知識不足をお詫びする言い回しとなります。
おそれ多い気持ちをあらわす、とても丁重な言葉となります。
状況にあわせて、うまく活用していきましょう。