この記事では「日時をご指定いただければ」について解説をします。
「日時をご指定いただければ」とは?意味
日にちと時間をそれと示してくれれば、という意味です。
日時を示すように相手に求めています。
「日時」は、年月日と時刻をいいます。
日付だけ、時刻だけではなく、この二つを指します。
「ご指定」は「指定」を敬意を表す言い方にしたものです。
「指定」には、人・場所・時などをそれと示して決めることという意味があります。
「ご」は、他人の行為を表す語について、その行為をする人に敬意を表します。
この場合は、指定という行為をする人を敬っています。
「いただけ」は「もらう」の謙譲語です。
「ば」は仮定の意を表します。
「日時をご指定いただければ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手に日時を決めてもらいたいときに用います。
相手がそれと日時を示せば、それに話し手側があわせるつもりであることを表しています。
「ば」で言葉を切ると中途半端なので、後に言葉を続けます。
続く言葉は、「こちらで調整します」など、話し手側が相手にあわせるつもりである意を表すものです。
たとえば、A社からB社に対して、ある製品の注文をしたとします。
A社が製品を受け取るのに都合がよい日を伝えてくれれば、B社がA社に持っていきます。
B社側は、A社の都合がよい日を知りたいです。
そのときに、「日時をそれと示してくれれば、製品を持っていく」という意味で、B社がこの言葉を使用します。
相手にあわせるつもりであるときに用いる言葉なので、相手がそれと示してきた日時ではダメだという対応をすることはありません。
「日時をご指定いただければ」を使った例文
・『日時をご指定いただければ、こちらからお伺いします』
「日時をご指定いただければ」の返答や返信例
日時を指定しましょう。
2、3個ていど日時を示すと相手があわせやすくなります。
いつでもよいのであれば、「いつでも構いません」「そちらで決めてもらって構いません」などの返事をします。
しかし、こちらに決めて欲しいようなので、こちらで日時を示す方が望ましいです。
指定した日で都合が悪くなったときは、早めに連絡をしましょう。
その日の間近になってから連絡をすると、相手に迷惑をかけます。
相手はその日にある事柄をするつもりでいるのに、急に変更を言われると予定を変えなければならず、対応に困ります。
まとめ
この言葉は、相手に日時を決めて欲しいときに用います。
話し手側が相手の都合にあわせるときに用いるものです。
相手が日時を示してきたなら、話し手側はそれにあわせるようにします。
「示してきた日時は無理です」という対応をするときには、このような言葉は用いません。