「お見苦しい資料」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お見苦しい資料」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お見苦しい資料」という言葉について説明していきます。

「お見苦しい資料」とは?

印刷に失敗している、文字が汚い、レイアウトが見づらいなどうまく作ることができなかった資料という意味はありますが、自分、自分たちが作成した資料そのものをへりくだって使うケースのほうが多いと言えるでしょう。

落書きなどや犯罪被害などを対象に見苦しい内容を扱う場合は「資料の中に一部お見苦しい箇所がございます」というような前置きを使うケースが多くなっています。

「お見苦しい資料」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

へりくだって使うケースでも、実際に失敗があったケースでも「お見苦しい資料で失礼いたしました」などの謝罪を資料の発表の前か発表後にすることができます。

複数の資料作成者がいて発表するケースで明らかに見劣りしていない場合に自分たちだけ「お見苦しい資料」というとへりくだりすぎた印象になるので注意が必要です。

接客に関しては自作資料を使うケースがあまり多くなく、メーカーの資料化カタログなどが資料になることが多いため、言葉としてあまり使わないと言えます。

印刷がおかしいなどのケースでは使うことはあり得るでしょう。

タブレット画面での資料ではまず使いません。


「お見苦しい資料」を使った例文

・『以上で発表を終わります、お見苦しい資料で失礼いたしました』
プレゼンなどでの使用ケースです。

この場合はへりくだった意味合いが強いといえます。

・『印刷が不調でお見苦しい資料となってしまいました、申し訳ございません』
プレゼンなどでのケースですが、こちらは理由がはっきりしており、謝罪の意図が強くなっています。

・『お見苦しい資料にならないようにしたつもりですが力不足でした』
作成側が失敗に気が付かず指摘があった際のお詫びの例文です。

「お見苦しい資料」の類語や敬語での言いかえ

「読みづらい資料」「読みにくい資料」が一応挙げられますがへりくだって使うケースでは「お見苦しい資料」が最も適した言葉と言えます。

「お見苦しい資料」の類似表現

「未熟な資料でお目汚し失礼いたしました」などとすることもできます。

「お見苦しい資料」の敬語表現

自分の作ったものに対して使う言葉なので敬語表現は使えません。

「お見苦しい資料」の返答や返信例

へりくだって使うケースでは「そんなことはない」という意図のフォロー、本当に印刷ミスがあったときは次回から気をつけてという意図を返すのがベターでしょう。

まとめ

お見苦しい資料という言葉はへりくだって使うケースと本当に見づらいことを詫びるケースがありますが、見づらいことを詫びるケースでは理由や箇所を示すことが必須といえます。