「お見苦しい限り」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お見苦しい限り」とは?
「見苦しい」は「見るのが苦しい」ことを意味します。
それは「見るのが苦しい」というのは、見ていて不快な印象を受けることを示すものです。
つまり、見ているのがつらい、見続けるのも苦しいとの意味で「見苦しい」という言葉が使われるのです。
また、ここでは接頭語の「お」を付けて「お見苦しい」とすることで、丁寧な表現にしています。
さらに、強調の効果がある「限り」を語尾に使用することで、「この上なく見苦しい」との意味を表現しているのです。
「お見苦しい限り」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お見苦しい限り」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが資料を作成したとします。
そしてその資料は自分用にまとめたものでした。
そのため、他人に見せるつもりで作成しておらず、構成やデザインが整っていませんでした。
しかし、上司から参考までに資料を見せてくれと言われたので、作成した資料を提出することにしました。
このような場合には「お見苦しい限りで恐縮ですが」と述べながら、資料を提出するとよいでしょう。
これにより、自分が作成した資料を謙遜しながらも、相手に提出できるのです。
この言葉を使用する場合の注意点は、「限り」の使い方にあります。
「お見苦しい」を強調する場合には、他にも選択肢があるのです。
「お見苦しい限り」以外にも、「大変お見苦しい」や「非常にお見苦しい」との言いかえも可能です。
どの強調表現を使用するかは、会話や文章の文脈やトーンに応じて、柔軟に使い分ける必要があるのです。
「お見苦しい限り」を使った例文
ここでは「お見苦しい限り」を使った例文を挙げていきます。
「とてもみっともない」という意味で「お見苦しい限り」を使うと、分かりやすく文章を構成できるはずです。
・『お見苦しい限りの内容です』
・『お見苦しい限りではございますが』
・『お見苦しい限りと言えます』
「お見苦しい限り」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お見苦しい限り」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お見苦しい限り」の類似表現
「お見苦しい限り」は「大変お見苦しい」や「非常にお見苦しい」などが類似表現と言えます。
また、「見苦しい」の類似表現としては「みっともない」が挙げられます。
「お見苦しい限り」の敬語表現
「お見苦しい限り」を単体で敬語表現にすることはできません。
敬語表現にする場合は、語尾などで補う必要があるのです。
たとえば「お見苦しい限りでございます」という表現が可能です。
まとめ
このように「お見苦しい限り」は、「とてもみっともない」をフォーマルに表現したフレーズです。
ビジネスでも使用されるものなので、おぼえておくとよいでしょう。