「間口を広げる」とは?
使い方や言い換えなど、ビジネスでも使える言葉を分かりやすく解説していきます。
「間口を広げる」とは?
「間口」は「土地や家屋の正面の幅」を示す言葉です。
家屋の場合は、メインストリートに接する側、つまり玄関の側を間口と呼ぶのが一般的です。
ここでは「間口を広げる」という表現を使用していますが、文字通り正面の口を広げることが語源です。
商売などの場合に事業拡張したり、店舗拡張したりする場合に、正面の口が広がります。
これを「間口を広げる」と表現するのです。
慣用句として使用する場合には、このことが拡大解釈されて「対応範囲を広げる」として使用されるのです。
「間口を広げる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「間口を広げる」のビジネスでの使い方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で提供しているサービスの売り上げが落ちていたとします。
原因を分析すると、競合のサービスのほうが対応範囲が広く、それが原因でシェアを奪われているとの結論に至りました。
このような場合には「私たちのサービスも間口を広げる必要があります」と述べるとよいでしょう。
このように使用することで「対応範囲を広げる」ことを、慣用句で上手に言いかえできるのです。
ここで注意したいのは、慣用句は気の利いた今わしだということです。
分かりやすい言葉、一般的な表現というわけではないので、使う場面には注意するとよいでしょう。
「間口を広げる」を使った例文
「間口を広げる」を使った例文を挙げます。
例文のように「対応範囲を広げる」という意味で「間口を広げる」を使用すると、通常使用する文中で置き換えできることでしょう。
・『私たちのサービスも、もう少し間口を広げる必要がありそうだ』
・『自社の対応エリアについて、間口を広げることが求められている』
・『これ以上売り上げを伸ばすためには、間口を広げるしか対応策がない』
「間口を広げる」の類語や言いかえ
「間口を広げる」の類語や言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「対応範囲を広げる」
「間口を広げる」の類語には、「対応範囲を広げる」があります。
これは同じ意味の言葉ですが、よりシンプルで一般的な表現方法で言い換えたものだと言えるでしょう。
「領域拡大する」
また、「領域拡大する」も「間口を広げる」の類語と言えます。
こちらは、四字熟語を使用して言い換えたものです。
ただし、領域という言葉が意味するよりも、間口という言葉を使用したほうが柔軟性高く使用できると言えます。
まとめ
このように「間口を広げる」は、「対応範囲を広げる」ことを慣用句で上手に言い換えた言葉です。
ビジネスでも使う機会のある言葉なので、おぼえておくのがよいでしょう。