この記事では「提出しておきます」について解説をします。
「提出しておきます」とは?意味
資料などをある場所に差し出しておくという意味です。
「提出」には、資料や書類をある場所に差し出すことという意味があります。
子どもが母親に差し出すといったことではなく、特に公の場に差し出すことをいいます。
「し」は「する」のことで、動作や行為を行うという意味です。
「おき」は「おく」のことで、差し出す、受け入れる、あらかじめ~するという意味があります。
たとえば、「勉強しておくべき」という場合は、勉強をあらかじめするべきという意味になります。
「ます」は敬意を表す語です。
「提出しておきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、書類などをある場所に差し出すつもりであるときに使用をします。
まだ提出はしていません。
提出という行為を行うのは話し手です。
何を提出するのかは、この言葉だけではわからず、この前に提出するものについて述べられていることが一般的です。
敬語ではないので、目上の人に対して使用するのは適していません。
「しておきます」という表現では、仕方がないからやっておくというふうに受け取られてしまうことがあります。
上司から言われたことを嫌々やっている、仕事を嫌々やっているというふうに思われてしますのです。
目上の人に対して述べるなら「いたします」とするとよいでしょう。
「いたす」は「する」の謙譲語で、話し手が動作や行為を行うことを低めて表現しています。
提出をするのは話し手なので、「いたします」となります。
「させていただく」も「する」という意味です。
この場合、相手から許可をもらうときに使用をします。
「提出しておきます」は、誰かから提出を求められたときに述べるもので、許可を得て行っているのではありません。
そのため「させていただく」とはしません。
「提出しておきます」を使った例文
・『明日までに提出しておきます』
・『○○さんに提出しておきます』
「提出しておきます」の返答や返信例
こちらが提出するようにといったことに対して、この言葉が述べられる場合が多いです。
返答としては、「忘れないように」「お願いします」など、いくつかのパターンがあります。
忘れっぽい人なら釘を刺す意味で、忘れないようにと伝えておくとよいでしょう。
いつまでに提出して欲しいとあるならば、その期限を伝えておきます。
まとめ
この言葉は、書類などの提出を求められたときに、やっておきますという意味で使用をします。
目上の人に対して使用するのは不適切なので、書類などを指し出すことを表す別のいい方をするようにします。
言葉の使い方で印象が変わります。