この記事では「お教え願いたく存じます」という言葉について説明していきます。
「お教え願いたく存じます」とは?
教えてもらいたいという意図の尊敬語で、かなりかしこまった言葉づかいと言えます。
目上の人以外には無理に使うことはないでしょう。
生徒の親と先生の会話というケースでもかならず使うべきという言葉とはいい難く、親からは「教えていただければと思います」あたりでも良いと考えられます。
人に習うこと自体がある程度親しくなっているという前提もありますが、会社の相談役などは使うべき相手と言えるでしょう。
「お教え願いたく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスの場では、丁寧さからメールなどの文章で教えてもらいたいと伝える時に使いやすい言葉と言えます。
口頭では相談役、他社の上層部などに対して使うことがんが得られます。
接客において直接この言葉を使うことは少なく、欲しい商品の色や、配送先の住所などであれば「教えて下さい」などで代替されるケースも多くなります。
対面接客での使用ケースが多いと言えます。
客から店員へというケースはへりくだりすぎていると考えられ、まず使われないと言えます。
「お教え願いたく存じます」を使った例文
・『提携についてどうお考えかお教え願いたく存じます』
社長から相談役に聞くような例文で、非常に丁寧な言い方になります。
・『パソコンが停止した状況からの復帰させる方法についてお教え願いたく存じます』
社内でのパソコンサポートの依頼での用例で、「教えて下さい」よりかなり丁寧なところがポイントと言えます。
・『目撃した車のナンバープレートをお教え願いたく存じます』
警察と事故や逃走者を見た人の会話の例文です。
先にナンバープレートを見たという発言があってからこの例文となります。
「お教え願いたく存じます」の類語や敬語での言いかえ
「教えて下さい」「お教えください」「お教え願います」「お教えいただけないでしょうか」などが類語としてあげられますが、いずれも丁寧さは薄れます。
「お教え願いたく存じます」の類似表現
「お教え願います」がかなり近い言葉と言えるでしょう。
「お教え願いたく存じます」の敬語表現
「お教え願いたく存じます」が非常に丁寧な言葉で問題なく敬語として使えます。
前後に「お時間を掛けてしまいますが」など相手を気遣う言葉をつけると良いとされます。
「お教え願いたく存じます」の返答や返信例
質問に答える、答えられなければ理由を伝えるのが一般的です。
まとめ
お教え願いたく存じますという言葉は質問に答えて欲しい、物事を教えて欲しいという意味で使われます。
かなり丁寧な言葉で、目上の人に問題なく敬語として使えます。