「加筆いただきありがとうございます」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「加筆いただきありがとうございます」とは?
はじめに「加筆いただきありがとうございます」の意味を解説していきます。
「加筆」は「筆を加える」の意味から、文書や資料に「追加で修正をほどこす」ことを意味する言葉です。
また、「いただく」は「もらう」をへりくだって表現した謙譲語です。
これらのことから「加筆いただきありがとうございます」は「修正してもらいありがとう」という内容を、敬語で丁寧に表現したことばだと言えるのです。
「加筆いただきありがとうございます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「加筆いただきありがとうございます」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが発注元に納品したとします。
しかし、相手からは納品物に不備があったとの連絡がありました。
ただし、その不備内容は軽微だったため、発注元が内容を修正したとのことでした。
このような場合には「加筆いただきありがとうございます」と相手に述べるとよいでしょう。
これにより、相手が加筆してくれたことを、へりくだった表現で丁寧に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、仮名文字の連続数が多くなることです。
「いただきありがとうございます」は、これだけで長い仮名表記になります。
そして、仮名文字ばかりの文は、一般的に読みにくいものとされています。
このような場合には、「頂きありがとうございます」や「いただき有難うございます」などに書き換えることも検討するとよいでしょう。
「加筆いただきありがとうございます」を使った例文
ここでは「加筆いただきありがとうございます」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独でも使用できますし、冒頭に言葉を加えて使用することも可能です。
・『加筆いただきありがとうございます』
・『資料に加筆いただきありがとうございます』
・『そちらで加筆いただきありがとうございます』
「加筆いただきありがとうございます」の類語や敬語での言いかえ
それでは「加筆いただきありがとうございます」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「加筆いただきありがとうございます」の類似表現
まず「加筆いただきありがとうございます」の類似表現について解説します。
「加筆いただき」は「訂正いただき」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「加筆いただきありがとうございます」の敬語表現
つぎに「加筆いただきありがとうございます」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「加筆くださり感謝申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「加筆いただきありがとうございます」という表現は、相手が文書や資料に手を加えてくれた際に使用できる定番フレーズです。
ビジネスでも使用できるものなので、覚えておくとよいでしょう。