「ご指導下さい」とは?
ビジネスでの使い方、敬語での言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
「ご指導下さい」とは?
「指導」は、「教え導く」との意味で使用される言葉です。
「指(ゆび)」と「導く」という漢字で構成されていることから、進むべき方向を指し示すことがイメージできるはずです。
また、「下さい」は「くれ」を丁寧に表現した言葉です。
これらのことから、「ご指導下さい」は、非常に簡単に表現すれば「教えてくれ」と同じ意味だと言えるのです。
「ご指導下さい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご指導下さい」のビジネスにおける使い方について解説します。
たとえばあなたが、自分の営業成績に悩んでいたとします。
日々頑張ってはいるものの、周囲の社員に比べて成績がなかなか上がらないのです。
そこであなたは、優秀な営業成績の上司に教えを乞うことにしまいした。
このよう場面では、「私に営業のやり方をご指導下さい」とお願いするとよいでしょう。
この言葉を使用する場合は、語尾が断定的であることに注意しましょう。
断定的な表現は、相手に対する指示・命令の印象を与えるものです。
これを避けるためには、断定を避ける表現に言い換えることが必要です。
たとえば「ご指導願います」や「ご指導くださいますと幸いです」などは、メジャーな言い換え候補になります。
こちらがお願いする立場であることを忘れずに、相手への印象に配慮した言葉遣いを心がけましょう。
「ご指導下さい」を使った例文
ここでは「ご指導下さい」を使った例文を挙げます。
例文のように単独でも使用できます。
また、指導してもらいたい内容と組み合わせる使い方も可能です。
・『ご指導下さい』
・『効率的な営業スタイルをご指導下さい』
・『生産性向上の秘訣をご指導下さい』
「ご指導下さい」の類語や敬語での言いかえ
それでは「ご指導下さい」を類語や敬語で言いかえるには、どうすればよいでしょうか。
「ご指導下さい」の類似表現
まず「ご指導下さい」の類似表現について解説します。
「ご指導」は「ご教授」に言い換えられます。
どちらも正しい表現であり、同じ意味で使用できると考えてよいでしょう。
「ご指導下さい」の敬語表現
つぎに「ご指導下さい」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「ご指導いただきたい」という言い換えが可能です。
これは「くれる」と「もらう」の意味が異なりますが、同じように使用できる言い換えと言えます。
まとめ
このように「ご指導下さい」は、相手に教えを求める場合に使えるフレーズです。
語尾が断定的なので、状況に応じて言い換えて使うことをおすすめします。
