「召し上がってください」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「召し上がってください」とは?
はじめに「召し上がってください」の意味を解説していきます。
「召し上がる」は「食べ物を食べる、飲み物を飲む」ことを意味する言葉です。
相手からものを取り上げることを「召し上げる」と言いますが、相手が供出した食事を食べることに使われているのです。
これは、「食べる、飲む」を敬語で表現したものです。
そして、語尾には「くれ」を意味する「ください」が使用されています。
これらのことから、「召し上がってください」は「食べてくれ」を丁寧な言葉で表現したものだと言えるのです。
「召し上がってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「召し上がってください」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたの会社で食事会を開催することになりました。
そしてあなたは、その会の司会を任されました。
まずは、来場した人達に対して食事を提供しました。
そして、さっそく食べてもらうように、参加者に促すことにしたのです。
このような場合には、「早速ですが、どうぞ召し上がってください」と述べるとよいでしょう。
これにより、参加者が食事に手をつけてよいことを、丁寧な言葉でアナウンスできるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、言い換える場合にあります。
通常、「食べる」も「飲む」も、尊敬語にする場合には「召し上がる」とするのが一般的です。
しかし、「お食べになる」や「お飲みになる」も、敬語表現として間違えているわけではありません。
そして、どちらを使用するかで悩んだ場合は、「召し上がる」を採用するべきです。
こちらの敬語表現のほうが、より一般的なのです。
「召し上がってください」を使った例文
ここでは「召し上がってください」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、先に何か言葉を加えて使用することも可能です。
・『召し上がってください』
・『どうぞ召し上がってください』
・『早速ですが召し上がってください』
「召し上がってください」の類語や敬語での言いかえ
それでは「召し上がってください」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「召し上がってください」の類似表現
まず「召し上がってください」の類似表現について解説します。
「召し上がって」は「お食べ」や「お飲み」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「召し上がってください」の敬語表現
つぎに「召し上がってください」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お召し上がりください」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「召し上がってください」は、相手に飲食を進める場合の定番フレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
