「手紙にて失礼します」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「手紙にて失礼します」とは?
はじめに「手紙にて失礼します」の意味を解説していきます。
この言葉は、「手紙」という伝達手段を使用したことを詫びるものです。
「メールで失礼します」や「電話で失礼します」は、相手に対して略式であることを詫びる言葉として使用されます。
しかし、「手紙」という正式に近い手段でも、相手に失礼を詫びるのは何故でしょうか。
これは、略式で無い手段として、「直接お会いして」が念頭にあるのです。
そのため、「本来であれば直接お会いして伝達したいところ、手紙という略式手段を使用してしまい、失礼いたします」という、非常に長い前置きが隠れているのです。
「手紙にて失礼します」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「手紙にて失礼します」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩に手紙を書いていたとします。
先輩は半年前の人事異動で地方に転勤になりました。
大変おせわになった方なので、状況うかがいの手紙をしたためることにしたのです。
このような場合には、「手紙にて失礼します」と冒頭に記載するとよいでしょう。
これにより、本当は直接会いたいと思う気持ちを、相手に伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾にあります。
手紙を出す相手が目上の人である場合は、「いたします」の語尾に言いかえうほうが望ましいと言えます。
特に、手紙の場合は活字で相手に伝えることになるので、敬語表現の使用には十分に注意するのがよいのです。
「手紙にて失礼します」を使った例文
ここでは「手紙にて失礼します」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、語尾を変化させて敬意を加えることも可能です。
・『手紙にて失礼します』
・『手紙にて失礼いたします』
・『手紙にて失礼申し上げます』
「手紙にて失礼します」の類語や敬語での言いかえ
それでは「手紙にて失礼します」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「手紙にて失礼します」の類似表現
まず「手紙にて失礼します」の類似表現について解説します。
「失礼します」は「恐縮です」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「手紙にて失礼します」の敬語表現
つぎに「手紙にて失礼します」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「手紙にて失礼申し上げます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「手紙にて失礼します」は、手紙であることを詫びるためのフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。