「過ごされますように」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「過ごされますように」とは?
はじめに「過ごされますように」の意味を解説していきます。
「過ごされる」は「過ごす」を敬語で表現したものです。
なお、「過ごす」を敬語表現する場合には、「過ごされる」と「お過ごしになる」の二つのパターンがあります。
ここでは「過ごされる」を使用して敬語表現しているのです。
また、丁寧語の「ます」に「ように」を付与することで、自分の願望を表す表現が採用されています。
これらのことから、「過ごされますように」は「過ごすように」を丁寧な言葉で表現したものだと言えるのです。
「過ごされますように」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「過ごされますように」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩から電話を受けたとします。
体調が悪く自宅で療養したいため、本日は会社を休むとの用件でした。
このような場合には、「ゆっくり、過ごされますように」と相手に伝えるとよいでしょう。
これにより、相手が「過ごす」ことを敬語表現にして伝達できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、敬語変換のパターンです。
敬語に変換する場合には、「過ごされますように」と「お過ごしになりますように」の二つの変換パターンが存在します。
しかし、よくある二重敬語の誤用として、この二つを合体させてしまうものがあります。
たとえば、「お過ごしになられますように」としてしまうのです。
この使用方法が誤用ですが、あまり違和感を感じないという特性があります。
間違って使用してしまうことがないように、十分に注意しましょう。
「過ごされますように」を使った例文
ここでは「過ごされますように」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に説明を付与する使い方も可能です。
・『過ごされますように』
・『ゆっくり過ごされますように』
・『お大事に過ごされますように』
「過ごされますように」の類語や敬語での言いかえ
それでは「過ごされますように」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「過ごされますように」の類似表現
まず「過ごされますように」の類似表現について解説します。
「過ごされますように」は「お過ごしになりますように」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「過ごされますように」の敬語表現
つぎに「過ごされますように」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お過ごしになりますように」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「過ごされますように」は、相手が「過ごす」ことを敬語で表現したフレーズです。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
