「お気に召さないようでしたら」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お気に召さないようでしたら」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「お気に召さないようでしたら」について解説をします。

「お気に召さないようでしたら」とは?意味

気に入らないようだったら、といった意味です。

「お気」「気」「お」をつけて丁寧にした言葉です。

「気」には、心の働き、興味、引き付けられる気持ちという意味があります。

「彼女のことが気になる」という場合だと、彼女に興味を持っているという意味になります。

「召さない」「召す」「ない」で否定した言葉です。

「召す」「する」の尊敬語で、なさるという意味があります。

「召さない」はそれを否定しているので、なさらないという意味です。

「たら」は不確かな気持ちを表します。

「お気に召さないようでしたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、主に店員からお客様に対して使用されます。

丁寧な表現をしているので、お客様に対して使用しても失礼ではありません。

「たら」の後に言葉が続き、この部分も丁寧にします。

個人経営のフランス料理店のことで説明をします。

この店では、お客様においしく食べてもらうことを考えており、提供したものがおいしくない、好きでないといったときには、別のものを作って提供するようにしています。

鮮魚を使用したサラダを前菜として提供したのですが、好きな魚ではなかったようです。

あまり食が進んでいないことをギャルソンが見つけたので、気に入らないのであろうと思い、お客様に声をかけました。

このときには、「おいしくないなら」といういい方ではなく、「お気に召さないようでしたら」など言葉を使用するのが適切です。

「たら」の後には、たとえば「別のものをお持ちいたしましょうか」などの言葉が続きます。

この言葉は、自分が気に入らなかったという意味では使用しません。

「召す」「する」の尊敬語なので、自分以外の人のことについて使用をします。


「お気に召さないようでしたら」を使った例文

・『お気に召さないようでしたら、お申し付けください』
・『お気に召さないようでしたら、そのままにしておいてください』

「お気に召さないようでしたら」の返答や返信例

「たら」の後に続く言葉によって、どういった対応をするのか変わります。

品物に対してこの言葉が使われており、交換すると申し出ている場合には、交換してもらう、してもらわないの返事をします。

声をかけてくださいとこの後に続くなら、気に入らなかったときに声をかけます。

まとめ

この言葉は、相手を気遣う意味で使用をするものです。

気に入らなくても自分からは言いだしにくいものです。

こういった声をかけてもらえると、気に入らなかったときに言いだしやすくなります。