「どうぞ、お大事に」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「どうぞ、お大事に」とは?
はじめに「どうぞ、お大事に」の意味を解説していきます。
「どうぞ、お大事に」は、誰かの体調不良の報に触れた場合に、その相手に対する言葉として使用されます。
「どうぞ」は強調表現の一つです。
「どうか、お大事に」や「何卒、お大事に」などに比べると、比較的印象が軽い表現といえます。
これは、強調する意味よりも、言葉のリズムを生み出すことにも効果的なフレーズです。
また、「お大事に」は「お体をお大事」という意味で使用されます。
これらのことから、相手の体調に対して配慮を払い、体を大切にしてほしいとの願いを込めたのが「どうぞ、お大事に」だと言えるのです。
「どうぞ、お大事に」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「どうぞ、お大事に」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが先輩から電話を受けたとします。
電話の用件は、発熱したために本日は休暇にしたいとのものでした。
あなたは、社内で連絡しておくことを先輩に伝えました。
このような場合には、「それではどうぞ、お大事に」と述べてから電話を切るとよいでしょう。
特に事務的な連絡の場合に、このような一言があると、嬉しいものなのです。
このように質問すれば、相手の様子をうかがいながら、控えめに尋ねられるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、「どうぞ、お大事に」は少し軽めの表現であることです。
電話などで、近いしい関係の人を相手に使用する場合は問題ありません。
また、口語表現で、かつ略式で問題ない場合にも使用できるでしょう。
しかし、正式な文書や、敬意を示すべき相手に使うには軽すぎるのです。
そのような場合には、より適切な表現を選択するように、注意が必要なのです。
「どうぞ、お大事に」を使った例文
ここでは「どうぞ、お大事に」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、語尾を補って表現する使い方も可能です。
・『どうぞ、お大事に』
・『どうぞ、お大事にしてください』
・『どうぞ、お大事になさってください』
「どうぞ、お大事に」の類語や敬語での言いかえ
それでは「どうぞ、お大事に」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「どうぞ、お大事に」の類似表現
まず「どうぞ、お大事に」の類似表現について解説します。
「どうぞ」は「どうか」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「どうぞ、お大事に」の敬語表現
つぎに「どうぞ、お大事に」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「何卒、お大事になさってください」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「どうぞ、お大事に」は、相手の体調を配慮する定番フレーズです。
ビジネスでも頻繁に使用される言葉ですので、覚えておくとよいでしょう。
