この記事では、「ご自由にお使いください」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご自由にお使いください」とは?意味
「ご自由にお使いください」は、「相手を特定せず、あるものを好きに使っていいですよと伝える時の丁寧な表現」という意味です。
その場にいる人、用事があってやってくる人全員を対象に、あるものを使いたければ使う、必要なければ使わないと自由にしてよいことを表します。
自分の好きに使って良いという意味ですが、社会人として常識の範囲内で使用することが原則です。
「ください」は命令形ですので、相手によっては更に丁寧な表現にした方が良いでしょう。
「ご自由にお使いください」の成り立ちや使われるシーン
「ご自由にお使いください」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ご自由にお使いください」の成り立ち
「ご自由にお使いください」は「ご自由+に+お使い+ください」で成り立っています。
「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「自由」は「自分の意のままにふるまえること」という意味、「に」は助詞、「お」は尊敬の接頭辞、「使い」は動詞「使う」の連用形で「物などをある目的のために用いる」という意味、「ください」は動詞「くれる」の尊敬語「くださる」を命令形にした言葉です。
尊敬語が含まれていますので、目上の人に使えます。
「ご自由にお使いください」が使われるシーン
「ご自由にお使いください」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、チラシやパンフレットを置いて興味がある人が持って帰って良い時です。
2つ目は、公共の場で、公衆衛生を守る為に石鹸やアルコール液などが置いてある時です。
3つ目は、不特定多数の人が出入りする場で、人により要・不要が分かれるものがある時です。
「ご自由にお使いください」の言葉の使い方や使われ方
「ご自由にお使いください」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『タオルをご自由にお使いください』
温泉の入り口やホテルのフロントなどに、タオルが備え付けられていて、必要数を持っていける様になっている時に使われます。
『傘袋をご自由にお使いください』
雨の日に、濡れた傘を入れるビニール服を備え付けておき、自分で取って使える様にしている時に使われます。
「ご自由にお使いください」の類語や言いかえ
「ご自由にお使いください」の類語や言いかえは以下の通りです。
「どうぞご自由にお使いくださいませ」
「どうぞ」は「相手にものを勧める意」、「ませ」は「ます」の命令形で「丁寧の気持ちを込めて、相手にある動作を要求する意」で、「ください」をより丁寧にする効果があります。
まとめ
今回は「ご自由にお使いください」について紹介しました。
「ご自由にお使いください」は、「相手を特定せず自由に使って構わない時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。