この記事では「考えております」について解説をします。
「考えております」とは?意味
あれこれと思いめぐらしている、筋道を立てて頭を働かせているといった意味です。
「考え」には、考えることという意味があります。
あれこれと思いめぐらせること、経験などに基づいて筋道を立てて頭を働かせることをいいます。
「おります」は「おる」に「ます」をつなげた言葉です。
「おる」は「~ています」の丁寧ないい方です。
「食事をしております」といった使い方をし、ある状態が続いて現在に至ることや、現在の状態を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「考えております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
仕事をしていると、自分でいろいろと考えなければならないことが出てきます。
この言葉は、現在考えているところであることを表すときに用います。
たとえば、ある課題を上司に指摘されたとします。
課題の解決は部下自身が行わなければならず、上司が代わりにやってくれたり、アイデアを出してくれたりはしません。
課題についてどうするつもりなのか、上司に問われたとします。
部下は、どうしようか頭を働かせているところです。
このときに、部下がこの言葉を用います。
「~ております」は丁寧ないい方なので、目上の人や取引先の相手に対して使用することができます。
自分よりも下の立場のものに使用するのは不自然です。
この言葉は、頭を働かせているという意味合いで、実際に行動をしているという意味ではありません。
そのため、トラブルが起こったときにこの言葉を用いるのは、適切でない場合があります。
トラブルが起こったときには、被害を受けた側は具体的な行動で償いをしてもらいたいと思っています。
ただ考えているだけでは満足できず、何かをして欲しいのです。
「考えている」だけでは、実際に行動をしてくれるのかわかりません。
トラブルが起こったときには、迷惑を受けた相手に謝罪の言葉を述べ、具体的な今後の対策を述べることが望ましいです。
「考えております」を使った例文
・『○○の件について、考えております』
・『今後のことは、きちんと考えております』
「考えております」の返答や返信例
この言葉だけでは、何を考えているのかわかりません。
具体的にどういったことを考えているのかを知りたいときには、それについて問いかけてみるとよいでしょう。
行動が伴うことが大切です。
考えたことを行動に移せるようにアドバイスをする場合もあります。
まとめ
仕事をしていると、いろいろと自分で考えなければならないことが出てきます。
この言葉は、今ちょうど頭を働かせているところだという意味で使用をします。