この記事では「お待ちしております」について解説をします。
「お待ちしております」とは?意味
ある事柄が叶うまで時間を過ごす、準備をしているといった意味です。
「お待ち」は「待ち」に「お」をつけた言葉です。
「お」をつけることで、丁寧な表現になったり、尊敬の意を表す語になったりします。
「待ち」は待つことで、ある事柄が叶うことを望んで時間を過ごす、ある事柄を願い望んで準備をするという意味があります。
「して」は、その行為を行うという意味です。
「おります」は「いる」の丁寧ないい方で、動作や状態が続いて今に至る、動作や作用によってもたらされたものが今も続いていることを表します。
「お待ちしております」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手からの何らかの行動を待っているときに用いるものです。
「おります」は丁寧な表現なので、目上の人にも取引先の相手にも使用できます。
お客様に対して用いられることもあります。
自分よりも下の立場のものには使用しません。
ブランド店のことで説明をします。
この店には常連客がいます。
このお客様には、店のキャンペーンやお得な情報などをお知らせしています。
お得に商品を購入できるときにはぜひ店にきて欲しいと店員は思っています。
その気持ちを表すときにこの言葉を用います。
お知らせのはがきなどに書かれます。
相手から連絡を欲しいときにも用います。
こちらがメールをしたのに、相手からの連絡がないことが稀にあります。
連絡が欲しいときに「連絡をください」といういい方をすると、プレッシャーを与えてしまいます。
そのため、直接的に伝えるのではなく、やや遠回しないい方をします。
その言葉がこれです。
遠回しに伝えれば相手にプレッシャーを与えることが少なく、また角が立ちにくいです。
「お待ちしております」を使った例文
・『ご来店をお待ちしております』
・『ご連絡をお待ちしております』
・『たくさんの応募をお待ちしております』
「お待ちしております」の返答や返信例
キャンペーンの応募など大勢の人に対して述べられることがあり、この場合は返答する必要はありません。
店からのお知らせの手紙に書かれていた場合も返答する必要はありません。
返答をするとしたら、店を訪れたときにお知らせのはがきなどを送ってくれたことに感謝を伝えるとよいでしょう。
返事の催促の場合は、すぐにでも返事を出すようにします。
まとめ
この言葉は、キャンペーンの応募、連絡への返信、来店など、さまざまな場面で使用されています。
遠回なお願いの仕方です。
丁寧ないい方なので、目上の人にもお客様に対しても使用することができます。