「会わせて頂きたい」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「会わせて頂きたい」とは?
はじめに「会わせて頂きたい」の意味を解説していきます。
「会わせて頂きたい」は「会わせてもらいたい」の意味で使用される言葉です。
「させていただく」は使い方が難しく、誤用しやすい表現です。
しかし、「会わせて頂きたい」の使用方法は正しいものです。
これは「相手の合意」が必要な場合に使用される表現である「させてもらう」と同じ意味があります。
これを「頂きたい」と表現することで、謙譲語の形をとっているのです。
「会わせて頂きたい」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「会わせて頂きたい」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先の相手と会話していたとします。
相手の話によると、先方の会社には非常に先進的な技術を有する社員がいるとのことでした。
そして、あなたは先進技術に興味があり、是非その人の話を聞いてみたいと考えました。
このような場合には「是非その方に会わせて頂きたい」と、相手に申し出るとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、語尾が断定的であることです。
こちらの都合で誰かに「会わせもらう」という希望を伝えるのに、「頂きたい」と断定するのが失礼とも言えます。
そのため、相手に尋ねるような語尾に変更するほうが、無難な使用方法になるのです。
たとえば「会わせて頂きたいのですが可能でしょうか」などです。
「会わせて頂きたい」を使った例文
ここでは「会わせて頂きたい」を使った例文を挙げていきます。
例文のように語尾の選択で印象が大きく変わるのが分かるはずです。
相手や状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
・『ぜひその人に会わせて頂きたい』
・『ぜひその人に会わせて頂きたいと存じます』
・『ぜひその人に会わせて頂きたいのですが可能しょうか』
「会わせて頂きたい」の類語や敬語での言いかえ
それでは「会わせて頂きたい」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「会わせて頂きたい」の類似表現
まず「会わせて頂きたい」の類似表現について解説します。
「会わせて頂きたい」は「お会いしたい」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「会わせて頂きたい」の敬語表現
つぎに「会わせて頂きたい」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「会わせてもらえますと幸いでございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「会わせて頂きたい」は、誰かに会いたい旨を述べるための丁寧な表現です。
語尾が断定的なので、相手に与える印象を考えながら注意して使いましょう。