「よく耳にする」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「よく耳にする」とは?
はじめに「よく耳にする」の意味を解説していきます。
「耳にする」は「聞く」と同じ意味があります。
しかし、「聞く」という言葉には、主体的に内容に意識を傾ける意味が含まれています。
いっぽうの「耳にする」は、受動的に聞くことを意味する言葉なのです。
聞こうとして聞いたわけではない、そのようなものを「耳にする」と呼ぶのです。
ビジネスでは、日頃から様々な情報が飛び交います。
その瞬間の自分に直接的関係のないものは、ただの情報として記憶の片隅にとどめられることでしょう。
このようなレベルで記憶することを「耳にする」と呼びます。
そして、その頻度が高ければ「よく耳にする」という表現になるのです。
「よく耳にする」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「よく耳にする」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先と会話していたとします。
取引先企業では、新商品の販売に力を入れていました。
そして、あなたにも是非紹介したいとのことでした。
そして、相手はあなたに新商品のことを知っているかと質問してきました。
このような場合には「最近よく耳にするので、知っています」と返答するとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、「耳にする」が軽い表現であることです。
あなたがしっかり内容を把握しておくべきものに対しては、使えない言葉なのです。
たとえば、あなたが自社情報に対して「よく耳にする」と回答すると、無責任な人だと思われることでしょう。
「よく耳にする」を使った例文
ここでは「よく耳にする」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、語尾を変化させながら使用することで、様々なバリエーションを生みだせます。
相手や状況に応じて、柔軟に使い分けるのがよいでしょう。
・『よく耳にするので知っています』
・『よく耳にする内容です』
・『よく耳にすると思っていました』
「よく耳にする」の類語や敬語での言いかえ
それでは「よく耳にする」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「よく耳にする」の類似表現
まず「よく耳にする」の類似表現について解説します。
「耳にする」は「聞く」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「よく耳にする」の敬語表現
つぎに「よく耳にする」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「たびたび耳にいたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「よく耳にする」は、高い頻度で無意識に取得した情報を示すのに使う表現です。
ビジネスでも使用できるものですので、覚えておくとよいでしょう。
