「ご足労お掛けし」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご足労お掛けし」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネス用語の「ご足労お掛けし」はどんな意味がありどのように使う言葉なのでしょうか。

今回は、「ご足労お掛けし」のビジネスにおける意味と使い方について解説します。

「ご足労お掛けし」とは?意味

「ご足労お掛けし」とは、「わざわざ来ていただいて」という意味で使われるビジネス表現です。

「足労」とは「足に労力をかけること」を意味する言葉で、歩かせて負担をかけてしまったことに対する謝罪と感謝の敬語表現です。

目上の相手をどこかへ向かわせたりする場合にも使えますが、一般的には本来であればこちらが労力を使うべき目上の相手が招きに応じて来てくれた場合に使います。

「ご足労お掛けし」のビジネスや会話での使い方や使われ方、使うときの注意点

直接足を使ったことではなく来てくれたことに対する感謝として用いる表現です。

飛行機や車など歩き以外の交通手段でも使う言葉なので遠距離移動に対しても使えます。


「ご足労お掛けし」を使った例文

・『ご足労お掛けし申し訳ございません』
・『この度はご足労お掛けし感謝してもしきれません』
・『当日はご足労をお掛けしますがどうぞよろしくお願いします』

「ご足労お掛けし」の類語や敬語での言いかえ

「ご足労お掛けし」は目上の相手に対して使う敬意表現です。

同じ意味でも違う言い方があるので相手に合わせて言いかえましょう。

「ご足労お掛けし」の類似表現

特に敬意を含まない相手には「来てくれて」「訪ねてくれて」を使います。

労力を使ってまで来てくれたことを強調するなら「わざわざ遠いところまで」「遠路はるばる」などを使うと気持ちが伝わります。

「ご足労お掛けし」の敬語表現

すでに十分な敬意が含まれているので目上の相手に使っても問題ありません。

言いかえるならば「お越しいただき」「足をお運びいただき」「わざわざのお出まし」などの表現が適切です。

「ご足労お掛けし」の返答や返信例

負担を受け入れて来てくれたことに対して感謝を伝えている言葉なので、返答としてはそれほど負担ではないことを伝えましょう。

「なんのなんの」「それほどでもない」など大したことではないと直接伝えるのもいいですが「来るのが楽しみだった」「待ち遠しくて足早に来た」なども良い返しです。

まとめ

「ご足労お掛けし」は来てくれた目上の人に対して使う定型的なビジネス表現です。

お礼の挨拶でよく使う言葉なので覚えておきましょう。