お礼状の書き方に、戸惑う時もあるものです。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」を見ていきましょう。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」とは?
「ご厚志」とは、思いやりの心を示します。
色々な席で用いられる表現で、歓迎会で上司から心ばかりのお金を包んでもらった時、お手伝いにまつわるお金をいただいた時、あるいは喪の席で供花や香典をいただいた時に用いられています。
「厚くお礼申し上げます」も最大級の感謝を伝える敬語です。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの表現は飲み会やお葬式など、ある物事がおこなわれた後に使われます。
物事が一段落した後に「先日はありがとうございました」と述べる時に使われるので、心得ておきましょう。
当日参加できなかった方にお礼を伝えたい時は、手紙と一緒に粗品をお送りします。
相手の思いやりを無下にしないよう、丁寧にステップを踏みましょう。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」を使った例文
・『先日はご厚志を賜り、厚くお礼申し上げます』
・『記念式典ではご厚志を賜り、厚くお礼申し上げます』
・『父の葬儀ではご厚志を賜り、厚くお礼申し上げます』
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、さらに丁寧な言い方を見ていきましょう。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」の類似表現
同じような言い方に「ご厚志をいただき、誠にありがとうございます」が挙げられます。
「ご厚志を賜り」だと少々オーバーに聞こえる時に用いてみましょう。
引っ越しの手伝い、お礼の寸志をいただいた時にナチュラルに利用できます。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「ご芳志を賜り、心より御礼申し上げます」があります。
「ご厚志」も丁寧な言い方ですが、さらに上品なのが「ご芳志」です。
素晴らしい気遣い、心配りをあらわす言い方で目上の方に用いられています。
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」の返答や返信例
お礼状を受け取ったら、ありがたくその思いを頂戴しておきましょう。
親しい方であれば、丁寧なご連絡をいただいたことにお礼を伝えます。
「お気遣いいただき、ありがとうございます」がひとつの例です。
まとめ
「ご厚志を賜り厚くお礼申し上げます」を解説しました。
その他の言い方を知って、場にふさわしい敬語に仕上げていきましょう。