この記事では「ご判断にお任せいたします」について解説をします。
「ご判断にお任せいたします」とは?意味
あなたがどう考えるかにゆだねます、という意味です。
「ご判断」は「判断」に「ご」をつけて、尊敬の意を示す表現にしています。
他人の行動を表す言葉に「ご」をつけると、その行動をする人へ尊敬の意を表すことができます。
「判断」は、物事の内容や価値を見極めて、それについての考えを決めることをいいます。
「お任せいたします」は「お〜いたします」の形で相手を敬っています。
「お」のついた動詞の連用形の後に、「いたします」を続けると、謙譲の意になり、相手を敬います。
「任せ」は「任せる」の連用形です。
「ご判断にお任せいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手の考えにゆだねるときに使用をします。
話し手の方で何かを決めるのではなく、他人に何かを決めてもらいます。
このような言葉は、場面によっては責任を放棄しているように感じられます。
自分で考えず、相手に責任を押しつけているように感じられるのです。
問いかけの形にすると押しつけている印象が和らぎます。
「お任せしてもよろしいでしょうか」とすると、相手は受け入れることも断ることもできます。
相手が決められるということは、押しつけているのではないということです。
会場にはスリッパを用意していないので、必要な人は持参してください、といった場面であれば、この言葉を使っても責任を放棄しているようにも、押しつけているようにも受け取られることはありません。
このような判断のときに使われます。
「ご判断にお任せいたします」を使った例文
・『お客さまのご判断にお任せいたします』
「ご判断にお任せいたします」の返答や返信例
何かを自分で判断するように求められているので、その事柄について自分で考えてください。
何の判断を求められているのかによって、返答をする場合としない場合があります。
そのものを持参するのか自分で判断するように求められているときは、返答の必要はありません。
そのものが必要であるかを考えて、持参するかを決めてください。
どうしますかと尋ねられたときは、考えた結果を伝えましょう。
まとめ
この言葉は、相手に判断をしてもらいたいときに使用をします。
場面によっては責任を放棄しているように感じられてしまうので、何を考えて欲しいのかによって、伝え方を変えてみてください。