この記事では「お気になさらず大丈夫です」について解説をします。
「お気になさらず大丈夫です」とは?意味
心配しなくてよいという意味です。
「お気になさらず」は「気にしない」を敬意を表す言い方にしたものです。
「気にしない」には、心配しないという意味があります。
「なさらず」は「なさる」を「ず」で打ち消しています。
「なさる」は「する」「なす」の尊敬語です。
「大丈夫」は問題ないという意味です。
「です」は「だ」「である」の丁寧な表現になります。
「お気になさらず大丈夫です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手が話し手側のことを気にしてくれたときに使用をします。
大きな問題がないときに伝えます。
たとえば、お客さまが飲食店で飲み物をこぼしてしまったとします。
テーブルの上も床も濡れてしまいました。
お客さまは汚してしまったことを気にしているようです。
そこへ店員がやってきました。
汚してしまったのは仕方がありません。
店員が片付けるので、お客さまは気にせず食事を楽しんで欲しいです。
このときに店員からお客さまへこのような言葉を伝えます。
気にしなくてよいと言ってもらえると、何かをしてしまった側は気持ちが楽になります。
先の例の場合だと、このような言葉をかけてもらうことで、「汚してしまって申し訳ない」「迷惑をかけてしまった」というお客さまの罪悪感が減ることでしょう。
相手に安心してもらうためには態度も重要です。
困った顔で伝えても大丈夫には見えません。
落ち着いた表情で、はっきりとした声で伝えれることが大切です。
大丈夫である態度で伝えましょう。
「お気になさらず大丈夫です」を使った例文
・『お気になさらず大丈夫です。替えのものがございます』
「お気になさらず大丈夫です」の返答や返信例
自分が何かをしてしまって相手に迷惑をかけたならば、謝罪の言葉があると望ましいです。
大丈夫であっても謝罪によって、誠意が伝わります。
飲食店でコップを割ってしまったといったときは、店員が対応をしてくれたならば、自分で片付ける必要はありません。
手伝うと親切ですが、他のお客さまのことも考えて行動をしましょう。
心配をしなくてよいので、何度もしつこく「大丈夫ですか」と尋ねる必要はありません。
まとめ
この言葉は、心配しなくてよい状態のときに伝えるものです。
相手に安心してもらうことができます。
何かをしてしまった側は、このような言葉で気持ちが軽くなることでしょう。