この記事では、「ご理解いただけましたでしょうか」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご理解いただけましたでしょうか」とは?意味
「ご理解いただけましたでしょうか」は、「相手にものごとを説明した際に、はっきりとした手ごたえがない時に確認する丁寧な表現」という意味です。
相手に細かく説明しても反応が薄く、先に進めて良いのか分からない時に使われます。
また、プレゼンで次の章に進む時のクッション言葉として使われることもあります。
ただし、「相手の理解力を見切る失礼な表現」と思われることもあるので、目上の人や取引先などに使う場合は言い換えた方が良いでしょう。
「ご理解いただけましたでしょうか」の成り立ちや使われるシーン
「ご理解いただけましたでしょうか」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「ご理解いただけましたでしょうか」の成り立ち
「ご理解いただけましたでしょうか」は「ご理解+いただけました+でしょうか」で成り立っています。
「ご」は相手の動作や状態を敬う接頭辞、「理解」は「ものごとの道理や筋道が正しくわかること」という意味、「いただけました」は動詞「もらえた」の謙譲語「いただけた」を丁寧にした表現で「依頼してある行為をさせるのが可能」という意味、「でしょうか」は丁寧語「です」の連用形に推量の意味の「う」、確認の意味の終助詞「か」が付いた連語です。
尊敬語と謙譲語、丁寧語が使われていますが、相手の能力を見切る表現である為に、一対一の状態で目上の人や取引先には使えません。
「ご理解いただけましたでしょうか」が使われるシーン
「ご理解いただけましたでしょうか」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、学生や新卒など目下の人に説明する時です。
2つ目は、会議やプレゼンなど、一度に大勢の聞き手に対して説明する時です。
「ご理解いただけましたでしょうか」の言葉の使い方や使われ方
「ご理解いただけましたでしょうか」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『本セミナーの趣旨はご理解いただけましたでしょうか』
セミナーの運営会社が、依頼してきた企業に対して自社セミナーのコンセプトについて説明する時に使われます。
『ここまで概要を説明いたしたが、ご理解いただけましたでしょうか』
プレゼンで前置きとなる簡単な内容を述べた後で、次の章に移る時のクッション言葉として使われます。
「ご理解いただけましたでしょうか」の類語や言いかえ
「ご理解いただけましたでしょうか」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご不明の点があればご指摘ください」
相手の理解力を推し量るのではなく、自分の説明が足りないとして相手を立てる表現です。
まとめ
今回は「ご理解いただけましたでしょうか」について紹介しました。
「ご理解いただけましたでしょうか」は「相手に手ごたえを感じない時に確認する時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。