この記事では「いってらっしゃいませ」という言葉について説明していきます。
「いってらっしゃいませ」とは?
人を送り出すときに使う言葉で、「無事に戻ってきてください」という意味があります。
会社内では出張をする人の出発時に残る人が使うという形になります。
家で使う場合へりくだりすぎた部分があり「いってらっしゃい」とすることが一般的ですが、学校などに行く際に使うことが可能です。
「いってらっしゃいませ」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは出張や商談など、会社を一旦離れてまた戻ってくるというシチュエーションで使われるケースが多くなります。
同僚がプライベートで土日に旅行に行くという際に金曜日に「いってらっしゃいませ」というのもそれほど問題はないでしょう。
接客に関して使うシーンは遊園地の出発の概念があるアトラクション、旅館での出発においての挨拶で使うことがありますが、店頭の接客ではまず使うことはないでしょう。
「いってらっしゃいませ」を使った例文
・『気をつけていってらっしゃいませ』
いってらっしゃいませの前につける言葉としては「気をつけて」があり、より丁寧な言葉になります。
・『A…それでは商談に行ってきます。B…成功を祈っています、いってらっしゃいませ。』
社内での会話でAは別の会社に商談に行くということになります。
Bは残って別の仕事をします。
・『雨に気をつけていってらっしゃいませ』
旅館などでの使用ケースの例文です。
相手がどこかへ行くという話があればその場所に対応した言葉をかけることもできます。
「いってらっしゃいませ」の類語や敬語での言いかえ
よりカジュアルな言葉としては「いってらっしゃい」。
意図は近いものの同時に使える「お気をつけて」などが類語と言えます。
「いってらっしゃいませ」の類似表現
「ご武運を」という言葉もシチュエーションによっては類語と言えます。
「いってらっしゃいませ」の敬語表現
もともと敬語ですが、「気をつけていってらっしゃいませ」はより丁寧な言葉になります。
「いってらっしゃいませ」の返答や返信例
行ってきますの返答としての言葉であり、いってらっしゃいませからはあまり返答をしませんが、必ず帰ってきますという意図を返すこともありえます。
まとめ
いってらっしゃいませという言葉は、出発する人に掛ける言葉であるため、シチュエーションはかなり限られ、接客では旅館か遊園地のアトラクションあたりに限られる言葉で、店頭で使うケースはほぼありません。
家庭内でも使われる言葉ではありますが、ビジネスのシーンではそう多く使われる言葉ではありません。