「具申書」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「具申書」とは?
これは、自分よりも上の人物や組織に対して詳しく意見を述べるような文書を示す言葉です。
「具申」は、「詳しく述べること」を意味します。
たとえば、「意見を具申する」のように使用できるのです。
なお、ここでは「申す」という言葉が使用されています。
これは「言う」を謙譲語にしたものであり、相手にへりくだるような意味を持っているのです。
そのため「具申」という言葉は、自分よりも上の人物や組織に対して使用するものになっています。
なお、そのような内容を記した文書のことを、ここでは「具申書」と言い表しているのです。
これらのことから、この言葉が自分よりも上の人物や組織に対して詳しく意見を述べるような文書を示すものだと分かるのです。
「具申書」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある事案について、上司に意見することにしたとします。
そして、意見の内容を詳しく記した文書を、準備してきたのでした。
このようなケースで、「本件に関しては、具申書を持って参りました」と伝えるとよいでしょう。
これにより、上司に詳しく意見を述べるための文書を、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「具申書」の表現方法に注意するべきです。
これは「具申するための文書」や「具申の内容を記した文書」と表現できます。
また、「意見書」のように平易な言葉にしても、同じような意味で使用できるのです。
このように、同じような意味であっても、少し違う形で表現できます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「具申書」を使った例文
例文のように、適した言葉を続けると、自然な使い方になるのです。
・『具申書をお持ちしました』
・『具申書を用意して参りました』
・『具申書をお受取りいただければ幸いです』
「具申書」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「具申書」の類似表現
たとえば、「意見書」が類似表現になります。
これはどちらも、同じような意味で使えるのです。
「具申書」の敬語表現
これは既に敬語になっていると言えます。
「具申」という単語が、相手にへりくだるような意味を持っているのです。
また、「具申書をお持ちいたしました」のように、組み合わせる言葉で工夫する方法もあります。
まとめ
このように、自分よりも上の人物や組織に対して詳しく意見を述べるような場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。