この記事ではビジネスシーンで使われる「ご愛顧ありがとうございました」という言葉に付いて解説します。
「ご愛顧ありがとうございました」とは?意味
「ご愛顧ありがとうございました」とはこれまで取引してくれた相手への感謝の言葉です。
ご愛顧というのは継続的かつそれなりの頻度で商品を買ったりサービスを利用したりなどの取引をしてくれたことを指します。
なので今まで贔屓にしてくれて感謝していますという意味になるのが「ご愛顧ありがとうございました」という言葉です。
「ご愛顧ありがとうございました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご愛顧ありがとうございました」は過去形なので、何らかの理由でそれ以上取引が続かなくなるタイミングで使うのが主になるでしょう。
その事業から撤退することになった際に顧客向けの通知に使ったり、贔屓にしてくれていた取引先や顧客の事情でもう利用できないと言われた時などが例として挙げられます。
それ以外の使い時としては年末年始や年度末のような時節の挨拶で使うことも可能です。
この場合はこれまでの取引に感謝しつつ、これからもよろしくお願いしますというような形で使われます。
「ご愛顧ありがとうございました」を使った例文
・『本店は3月末をもって閉店いたします、長年のご愛顧ありがとうございました』
・『旧年中はご愛顧ありがとうございました、新年も変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします』
「ご愛顧ありがとうございました」の類語や言い換え
愛顧というのは贔屓にするという意味なので、「贔屓にしてくださりありがとうございました」というのが意味的にほぼ変わらない言い換えになります。
愛顧の類語にはお引き立てという言葉もあるので、「お引き立ていただきありがとうございました」という表現も多く見かけるでしょう。
また単純に「今までのご利用誠にありがとうございました」と利用してくれたことに感謝する形にすると、顔なじみになるほど利用してくれていた人以外にも使えます。
まとめ
年末年始や年度末の時節の挨拶をしっかりするのは当然ですが、閉店したり事業を撤退する時にも、それまでお世話になった顧客や取引先に感謝を示すのは、社会人として当然と言えるほど大事なことです。
関係が終わってしまうからこそ最後まで礼儀を大切にして、「ご愛顧ありがとうございました」とそれまでの感謝を伝えましょう。