「ご同席ください」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「ご同席ください」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「ご同席ください」について解説をします。

「ご同席ください」とは?意味

同じ席にいてください、という意味です。

「ご同席」「同席」「ご」をつけて、敬意を表す言い方にしたものです。

「同席」には、同じ席にいることという意味があります。

「同」は、おなじ、一緒に、「席」は座るところという意味を持つ漢字です。

このことからも「同席」には、一緒に座るという意味があることがわかります。

一緒に座るとは、同じ1つの椅子に座るということではなく、同じ場所にいるということです。

「ご」は他人の行為を表す語について、その行為をする人に敬意を表します。

「ください」「くれ」の尊敬語です。

「ご」をともなう漢語につくと、相手に何かを要望・懇願する意を表します。

「ご同席ください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、ある場所にある人が一緒にいて欲しいときに使用をします。

たとえば、他社の人と契約について話し合いをするとします。

他社側からはAさんがくることになっています。

話し手側としては、AさんだけでなくBさんにも一緒にきてもらいたいです。

Bさんも話し合いの席に一緒にいて欲しいのです。

そのことを伝える際にこのような言葉を使用します。

「ください」は命令していて、それをするように押しつけている印象を与えてしまうことがあります。

このような伝え方をされた方は不快になります。

不快にさせないためには、穏やかな伝え方を考えることが大切です。

他に「ご同席くださると幸いです」「ご同席くださいますよう、お願い申し上げます」などの言い方ができます。

話し手が誰かと一緒に行くときには「同行」という言葉を使用することもあります。

「同行」は一緒に行くことという意味です。


「ご同席ください」を使った例文

・『○○にご同席ください』

「ご同席ください」の返答や返信例

その場所に一緒にいるようにと求められているので、可能ならその求めに応じます。

その場合は「わかりました」「同席いたします」などの返事をします。

事情があって一緒の席にいられないこともあると思います。

その場合は断るのですが、断る際には相手への気遣いを示すことが大切です。

「申し訳ありませんが」など一言添えると、気遣いを示すことができます。

このような伝え方をすることで、相手が受ける衝撃が和らぐことが期待できます。

まとめ

この言葉は同じ席にいて欲しいときに述べるものです。

丁寧な印象のある言葉ですが、命令をしているように受け取られることもあるので、他の言い方ができないか考えてみてください。

その場に一緒にいてくれたときにはお礼を伝えましょう。