知らない日本語に出会うと、どのように使用すべきか悩むもの。
「お見逸れしました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「お見逸れしました」とは?
お見逸れしましたは「おみそれしました」と読みます。
「御見それ」は、いいものを見逃してしまう行動をあらわします。
「こんなに素晴らしいものに気付かなくて申し訳ありません」というニュアンスが含まれています。
相手を称える、プラスの表現といえるでしょう。
「お見逸れしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「お見逸れしました」は会場で姿を見つけることができず、後日無礼をお詫びする時、あるいは相手の意外な才能に気付いて感嘆する時に使われています。
「気付かなくてごめんなさい」というニュアンスがあるので、上品な用語を添えて用いていきましょう。
一方で相手との関係性によっては「お見逸れしました」は唐突に感じられることも。
よく知っている方でないと、こちらの気持ちが上手く伝わらないことがあります。
会って間もない方には、他の言い回しを使用しておきましょう。
「お見逸れしました」を使った例文
・『お見逸れしました。その節はご挨拶できず、申し訳ありません』
・『センスのいいお菓子、ありがとうございます。お見逸れしました』
・『手際よく手伝っていただき、お礼申し上げます。お見逸れしました』
「お見逸れしました」の類語や敬語での言いかえ
こちらの表現と似ている言葉、そして言いかえの表現を見ていきましょう。
「お見逸れしました」の類似表現
似ている表現に「お見事です」があります。
「お見事」も褒め言葉のひとつで、鮮やかな手さばきにも使われています。
「さすが部長、お見事です」のように、上司を褒める時に使われています。
「お見逸れしました」の敬語表現
さらに丁寧な表現に「感服いたしました」があります。
感服は尊敬の気持ち、感動する気持ちをあらわす上品な日本語。
覚えておきましょう。
「お見逸れしました」の返答や返信例
先方からこのような発言が出てきたら「とんでもございません」と、控えめな態度で対応していきましょう。
褒め言葉であれば「ありがとうございます」と明るく応えることも大切です。
まとめ
「お見逸れしました」の使い方を見てきました。
正しい意味を知って、敬語力を引き上げていきましょう。