「按分する」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「按分する」とは?
はじめに「按分する」の意味を解説していきます。
「按分」は「あんぶん」と読み、「一定の比率で配分する」との意味を持つ言葉です。
ビジネスで使用する場合は、主に数字に対して使用されることが多いでしょう。
また、「按分」の「按」という漢字に「上からおさえる」との意味があります。
そのことからも、ものの量を均等にするとの意味が想像でるのです。
例えば、「余った予算については、各部門の人数に応じて按分します」とれば、全体の金額を人数比率で配分することを示すのです。
「按分する」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「按分する」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが来期の売り上げ目標を設定していたとします。
そして、半年間の売り上げの合計は決まりました。
そして、各月の売り上げ目標については、全体金額を月数で除算した物を採用しました。
この目標数字を誰かに説明する場合には、「各月の売り上げ目標は、半期の売上金額を按分する予定です」と述べるとよいでしょう。
これにより、各月の金額が均等配分されたことを、聞いた相手は理解できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、聞いた場合に理解できない人もいることです。
もちろん、ビジネスでは一般的に使用される言葉ですので、普通は意味が通じるはずです。
しかし、「均等配分」という言葉に比べれば、理解できない人は多いでしょう。
話す相手によっては、簡単な表現に言い換えるのがよいでしょう。
「按分する」を使った例文
ここでは「按分する」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、ビジネスでは数字に関する表現で使用するのが馴染みやすいでしょう。
・『年間の数字を按分する予定だ』
・『予算の数字は按分するのが最適だと考える』
・『売り上げ目標を各部門で按分する方針だ』
「按分する」の類語や敬語での言いかえ
それでは「按分する」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「按分する」の類似表現
まず「按分する」の類似表現について解説します。
「按分する」は「均等配分する」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「按分する」の敬語表現
つぎに「按分する」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「按分いたす」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「按分する」は、均等に配分することを示す言葉で、主に数字に対して使用されます。
ビジネスでは使用される機会が多いので、しっかり意味を把握しておくとよいでしょう。