「安否状況」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「安否状況」とは? ビジネス用語【一語】

ビジネスシーンで使われる「安否状況」という言葉について説明します。

「安否状況」とは?意味

「安否状況」とはなんらかの災害に見舞われた時に、被害があったか被害を受けていたとしたらどういった被害が出たかという状況です。

働いている人に怪我はないかや、店や会社の建物およびそこで使っている機材や商品が壊れたりしていないかが安否状況と言えます。

どういった状況になっているか確認する際にも、こういった状況になっていると報告する際にも使う言葉です。

「安否状況」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

社員や従業員が向かっていった地域や、支店や支社がある地域で災害があったり大きな事件が起きた場合に、それによって被害を受けていないかを報告してもらいたい時に使います。

ただし安否状況の確認が必要になるということは、当事者たちは危険な状態で、報告どころではない可能性があるということです。

そのためまずは相手を心配する一文から始め、安否状況を報告してほしいことを簡潔に伝える必要があります。

他にも返事を急かさないようにするなど、被災しているかも知れない相手への気遣いが必要となる言葉です。

また安否確認を報告する時にも使いますが、この場合は単純に何の状況を報告するかを指す言葉なので、注意点はありません。


「安否状況」を使った例文

・『出向先で大きな地震が起きたと聞きましたが怪我はありませんか?余裕ができたら安否状況の報告をお願いします』
・『支店の安否状況ですが棚から倒れた以外の被害はなく、直し次第営業再開できるそうです』

「安否状況」の返答や返信例

「安否状況」を聞かれたら負傷者がいないかと、設備や商品などに被害がないかを報告します。

安否状況を聞いている人は無事か無事ではないかがまず聞きたいので、怪我人はいなかったり何かが壊れたということがない場合でも、なんの被害もなかったと伝えなければいけません。

ビジネスシーンで安否状況を聞かれた場合、出向先などのビジネス的に影響する周囲の状況も報告するべきです。

自分に被害があった場合その被害を報告するのはもちろん、自分に被害がなくとも出向先に怪我人がいたりなにかの被害があった場合には、自分は無事ですが支社ではこれこれこういった被害が出ています、というよう風に報告しましょう。

まとめ

「安否状況」はビジネス上の関係者が災害や事件に巻き込まれた場合に被害状況を確認するため使う言葉なので、使う機会は多くありません。

なにかあったときに被害が出ているか確認するのは人道的にも経済的にも重要ですが、安否状況という言葉を使う必要がある場合は基本的に一大事なので、相手に気を使って言葉を使う必要があります。