「定刻になりましたので」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「定刻になりましたので」とは?
はじめに「定刻になりましたので」の意味を解説していきます。
「定刻」は「定めた時刻」を意味する言葉です。
「定めた時刻」とは、「あらかじめ決められていた時刻」であることから、タイムリミットや定時などに言い換えられるでしょう。
ここでは「定刻になりましたので」と表現していることから、決めていた時間が到来したことを示しています。
そして、「なりましたので」と続けている事から、時間が来たら実施すると決めていた行動に言及するための「前置き」になっているのです。
「定刻になりましたので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「定刻になりましたので」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが社内の育成担当者だったとします。
そして、社内で行う勉強会で司会を務めていました。
その勉強会では、グレープワークを実施します。
各グループワークは、決められた時間内で行うものでした。
時間は15分であり、そのタイムキーパーをあなたが担っていたのです。
このような場合には「それでは定刻になりましたので、グループワークを終了してください」と案内するとよいでしょう。
ルールで決められた時刻が到来したことを、参加者は認識できるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、堅い表現であることと、分かりにくい表現であることです。
なぜなら「お時間になりましたので」のほうが分かりやすく、しかも丁寧なのです。
「定刻」という熟語を用いることで、別な熟語との誤認も起こりえます。
それであれば「お時間」を使用したほうが低リスクなのです。
「定刻になりましたので」を使った例文
ここでは「定刻になりましたので」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、「決めていた時間の到来」を示すために使用すれば、幅広く応用できます。
・『定刻になりましたので、作業を止めてください』
・『定刻になりましたので、回答用紙を回収します』
・『定刻になりましたので、ご退室が可能です』
「定刻になりましたので」の類語や敬語での言いかえ
それでは「定刻になりましたので」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「定刻になりましたので」の類似表現
まず「定刻になりましたので」の類似表現について解説します。
「定刻」は「定時」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「定刻になりましたので」の敬語表現
つぎに「定刻になりましたので」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「お時間になりましたので」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「定刻になりましたので」は、相手に時刻の到来を案内するのに便利な表現です。
会議やセミナーなど、運営側の立場で使用されることが多い言葉なので、覚えておくとよいでしょう。