「もとより」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「もとより」とは?
これは、初めからという意味で使用される言葉です。
ここでの「もと」は、「元来」などで使用される「元」であると言えます。
そして「より」は「から」などと同じく、起点を表すような場合に使用される言葉なのです。
これを組わせて「もとより」とすれば、「初めから」と同等の意味になります。
つまり「元来」の性質として何かを表現する場合に「元より」と表現できるのです。
たとえば、「もとよりお金などなかったのです」と使用できます。
これらのことから、この言葉が初めからという意味で使用されるものであると分かるのです。
「もとより」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物があなたのことをライバル視していたとします。
しかし、あなたにとっては、どうでもよいような相手だったのです。
このようなケースで、「もとより相手にしていません」と伝えるとよいでしょう。
これにより、初めから相手にしていないことを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「もとより」の表現方法に注意するべきです。
これは「もとから」に置き換えできます。
また、「初めから」や「最初から」に言い換えて使用する事もできるのです。
このように、同じ内容でも少し違う印象の表現にできます。
実際の状況に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「もとより」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『もとより検討スコープに入っておりませんでした』
・『もとより計画に無かったものです』
・『もとよりお金などありませんでした』
「もとより」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「もとより」の類似表現
たとえば、「もとから」が類似表現になります。
「もとより」と「もとから」は、同じような意味で使えるのです。
他にも「初めから」などが類似表現と言えるでしょう。
「もとより」の敬語表現
これを敬語表現にすると、「もとよりです」や「もとよりでございます」に言い換えできます。
なお、これはどちらも丁寧語を使った表現になっているのです。
まとめ
このように、初めからという意味で、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。