この記事では「身勝手なお願い」について解説をします。
「身勝手なお願い」とは?意味
自分の都合ばかりを考えているお願いという意味です。
「身勝手」には、他人のことを考えず、自分の都合や得になることだけを考えて行動すること、またそのさまという意味があります。
たとえば、ステージを見るために大勢の人が集まっているときに、後ろの人が見えるようにと前の列にいる人たちがしゃがんでいるのに、自分だけよく見ようと他の人に配慮せずに前で立っているさまが、これにあてはまります。
「お願い」は「願い」の美化語で、願うことという意味があります。
望みが叶うように求めることという意味です。
「身勝手なお願い」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンでは、お願いをされたり、お願いをしたりすることが少なくありません。
この言葉は、話し手側の都合によるお願いをするときに、クッション言葉として用いるものです。
自分側の都合によるお願いには、相手の都合を考えないで短い期日で仕事を仕上げてもらう、こちらの都合で当初の予定よりも納期を早めてもらう、などがあります。
お願いをされた方は、「そんな無理な」という気持ちになることでしょう。
そのような気持ちになるだろうと想像をして、相手を気遣うためにクッション言葉を使用します。
無理なお願いをするときのクッション言葉には、さまざまなものがあり、これはその一つです。
「身勝手」という言葉を使用すると、「わがままだな」と思われてしまうこともあるので、他のいい方をした方がいいこともあります。
他のいい方には、「こちらの都合で申し訳ありません」「無理なお願いで申し訳ありません」などがあります。
この言葉の後には、お願いの内容が続きます。
具体的に何をして欲しいのか、いつまでにやってもらいたいのかを伝えるようにします。
話し手側の都合によるお願いは、受け入れてもらえないことがあります。
もしも受け入れてもらえたなら、感謝の言葉を述べます。
無理をして引き受けてくれているのでしょうから、お礼の言葉を伝えることが大切です。
「身勝手なお願い」を使った例文
・『身勝手なお願いで恐縮ですが、納期を早めてもらえないでしょうか』
「身勝手なお願い」の返答や返信例
話し手は身勝手なことを承知でお願いをしてきているので、断られる可能性も視野に入れているはずです。
本当に引き受けるのが無理なときには、断りの言葉を伝えます。
引き受けることが可能なら、そのことを伝えます。
まとめ
自分側の都合だけを考えたお願いばかりしていると、人間関係は悪くなってしまいます。
しかし、どうしても自分の都合でお願いをしなければならないことがあります。
そのときに用いる言葉です。