「持っていかれた」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「持っていかれた」とは?
これは、「持っていった」という行為が変形した言葉です。
「持っていった」は、「持っていく」を過去形にしたものになります。
そして「持っていく」は、「持つ」と「行く」を同時に実行するような行為を表現しているのです。
つまり、何かを持ったままで、どこかに移動する様子を「持っていく」と表現できるのです。
なお、これを「持っていかれた」にすれば、受動表現か尊敬語の意味に変化します。
たとえば、「よそ者に持っていかれた」とすれば、受動表現になります。
そして「部長が持っていかれた」とすれば、尊敬語の表現になるのです。
このように、使い方次第で「持ってい荒れた」という言葉の意味が変わります。
これらのことから、この言葉が「持っていった」という行為が変形したものであると分かるのです。
「持っていかれた」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、ある書類について、顧客に提出済かを質問されたとします。
そしてその書類は、部長が直接顧客のオフィスに持っていったはずなのでした。
このようなケースで、「確か、部長が先方に持っていかれたはずです」と伝えるとよいでしょう。
これにより、「持っていった」ということを、尊敬語で伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「持っていかれた」の表現方法に注意するべきです。
これは「持っていった」で平易な表現になります。
また、「持っていかれました」で丁寧語を加えた形になるのです。
さらに、「持っていきました」と言い換える方法もあります。
このように、同じような内容でも、敬語の使い方で印象が変わります。
実際の状況に応じて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「持っていかれた」を使った例文
例文のように、前段の内容に合わせて、適した言葉を続けるとよいでしょう。
・『誰かに持っていかれたかもしれません』
・『このまま持っていかれたとしても構いません』
・『部長が持っていかれたとのことでした』
「持っていかれた」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「持っていかれた」の類似表現
たとえば、「持っていった」が類似表現になります。
「持っていかれた」と「持っていった」は、同じような意味で使えるのです。
「持っていかれた」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「持っていかれました」に言い換えできます。
まとめ
このように、「持っていった」という行為が変形したものとして、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。
