相手の居場所を尋ねたい時に、何というべきか迷うことも。
「どこにいますか」の正しい使い方を見ていきましょう。
「どこにいますか」とは?
「どこに」は所在地をしめしています。
「いますか」は疑問形をあらわしているので、相手の今いる場所を尋ねる言い方といえるでしょう。
「どこにいますか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
屋外で待ち合わせをしている時に、なかなか相手の姿が見えないことも。
とくに初めて会う担当者の方だと、お互いに顔を知らないので待ち合わせに時間が掛かるかもしれません。
「どこにいますか」はシンプルに場所を聞く便利な言い方ですが、敬いの表現がないので敬語としては中途半端です。
とくに偉い方が相手だと、場違いに聞こえることがあります。
丁寧な言い方も知っておき、臨機応変に使用していきましょう。
「どこにいますか」を使った例文
・『駅に着きました。今どこにいますか』
・『お迎えに来ています。今どちらにいますか』
・『どちらにいらっしゃいますか』
「どこにいますか」の類語や敬語での言いかえ
「どこにいますか」の類語、そして丁寧な言い方を見ていきましょう。
「どこにいますか」の類似表現
同じような言い方に「どちらにいますか」も挙げられます。
「どこ」を丁寧にした言い方が「どちら」なので覚えておきましょう。
「どこにいますか」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「どちらにいらっしゃいますか」または「どちらにおいでですか」が挙げられます。
「いる」の尊敬語が「いらっしゃる」、そして「おいでになる」は「行く」の尊敬語にあたります。
いずれも失礼のない、言い方になっています。
遠方からのゲストの方を、もてなす際に用いてみましょう。
「どこにいますか」の返答や返信例
場所を聞かれたら、それに対する返答をしておきましょう。
「時計塔の前にいます」と分かりやすいモニュメントを答える、あるいは「白い紙袋を持って、噴水の近くにおります」と特徴や場所を組み合わせてお伝えするのもいいです。
相手がすぐに発見できるよう、分かりやすさを意識して答えていきましょう。
まとめ
「どこにいますか」の丁寧な言い方をお伝えしました。
上品な言い方を覚えて、言葉の達人を目指していきましょう。